高根沢町の小中学校の学校給食のメニューに12日、アフリカ・レソト王国の料理が登場しました。

給食のメニューに登場したのは、レソトの家庭料理ブレディーです。野菜がたくさん入ったトマトスープで、本来はラム肉が入っていますが、子どもたちが食べやすいように鶏肉を代わりに使っています。

阿久津小学校など町内の小中学校8校で、教職員も含め2400人に提供されました。

高根沢町は、東京オリンピック、パラリンピックでレソトのホストタウンとなり、選手との交流や歓迎のイベントが予定されていました。

しかし、新型コロナウイルスの影響で事前合宿の受け入れが中止となったことから、レソト大使館も協力して学校給食を通じて、この国を知ってもらうことになったということです。

レソトは南アフリカ共和国に囲まれ人口216万人。国土の大部分が

標高1500m以上の山岳地帯で「天空の王国」と呼ばれています。

国民は肉料理を好みトウモロコシや豆を使ったメニューも多いということですが、日本でレソト料理を出す店は1か所しかないといわれています。

子どもたちは遠く1万3500キロ離れたレソトの国に思いをはせながら、おいしそうに食べていました。