サッカーワールドカップで世の中が盛り上がる一方、ワールドベースボールクラシック、WBCを2023年3月に控えた野球界も熱が高まっています。宇都宮市で10日、元プロ野球選手たちによる小学生向けの野球教室が行われました。

宇都宮市の屋板運動場で行われた野球教室には、宇都宮市と茨城県古河市の6つの少年野球チームからおよそ80人が参加しました。

元・千葉ロッテマリーンズの澤井良輔さんらをはじめとする7人を講師に迎えたこの教室は、女子野球のさらなる普及をひとつの目標にしていて女子児童も10人ほど参加しました。

ウォーミングアップとキャッチボールで体を慣らした子どもたちは、守備位置ごとに実戦の動きに基づいたトレーニングを行いました。また、バッティング練習ではトスバッティングや素振りを通して、力強く振り抜くためのポイントを学びました。

教室の最後には、講師がピッチャーを務めて一打席の真剣勝負が行われ3人の子どもがそれぞれヒット、ツーベースヒットランニングホームランを打つことに成功し球場は歓声に包まれました。

参加した子どもたちは元プロ選手から学ぶ貴重な時間にたくさんのことを吸収しようと、夢中で白球を追いかけていました。