栃木県内で地産地消に取り組む団体をたたえる表彰式が10日、県庁で開かれました。

この表彰式は県やJAなどでつくる「とちぎ地産地消県民運動実行委員会」が地産地消の一層の推進を図ろうと毎年開いているものです。

ことし、最も優秀な団体に贈られる「とちぎ地産地消夢大賞」に選ばれたのは宇都宮市に本社を置く日本栄養給食協会グループです。日本栄養給食協会は主に高齢者施設などの給食を受託しています。2010年に芳賀町に作った食品リサイクル工場で食べ残しなどから畑の土を活性化させる液体肥料を開発し、それを同じグループの農場で使用して良質な野菜を飲食店に提供するなど地産地消のほか環境に配慮した食の循環を実現している点が評価されました。

また、10日は県内の児童生徒を対象にした食育推進の絵画ポスターコンクールの表彰式も行われました。

応募があった2391点から最優秀賞に輝いたのは佐野市の植野小学校6年庭田萌々夏さんの作品です。庭田さんの作品は今後ポスターとして県内の小中学校などに配布され食育の啓発に利用されます。

また、庭田さんの作品をはじめ優秀作品合わせて15点は12月16日まで栃木県庁15階の展望ロビーに展示されます。