楽しそうな新人戦の一幕 ルーキーたちが来季の飛躍を誓った(後方左から尾関、佐藤、小林、武田、前方左から櫻井、川崎)(撮影:福田文平)

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昨年11月のプロテストに合格した21人が参加する、「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」が9日まで千葉県のグレートアイランド倶楽部で行われた。ツアーに本格参戦した2022年をルーキーたちはどのように過ごしたのか? 新人戦会場で、課題や収穫、そして来季への思いを聞いた。

■川崎春花(優勝・-7)
「締めくくりの大会で優勝できたので、これを来季につなげたいです。今年の前半戦は思うような結果が出せなかったけど、全体でみると充実した一年を過ごせました。課題もたくさん見つけられたので、オフに練習して来年はメルセデス・ランキング1位を目指したい。パター、アプローチ、100ヤード以内の正確性を上げることが課題。1年前には(今季2勝などの結果を)想像してなかった。100点以上のシーズンになりました」
■永嶋花音(2位・-6)
「とにかく苦しくて、ずっと先が暗い一年でした。でもルーキーイヤーでこの経験ができたのは大きな意味があるかなと今は思えています。レギュラーツアーでプレーした前半戦は、周りがみんなうまくて、ついていけないという気持ちになってしまった。予選落ちが続いて、ずっとおもりがついているような心境でした。オフはショートゲームを重点的に。トラックマンも買ったので、ショットも強化して来季に臨みたいです」
■竹田麗央(3位タイ・-5)
「長いようで短い一年でしたが、楽しかったです。QTに行くことになったのは悔しかったけど、トップ選手たちと一緒にプレーできて刺激をもらえました。吉田優利さんと回った時には、ショートゲームのうまさや、勝負所で決めきるパターなどが勉強になりました。オフはショートゲームを伸ばして、コースでの練習を増やしていこうと思ってます」
■高久みなみ(3位タイ・-5)
「新人戦は頑張ろうと思ったけど、今年一年を象徴するような終わり方になりました。初日はショットがよかったけど、不安は残っていて、それで最終日に乱れてしまった。その辺りはオフの課題になります。来年はステップ(・アップ・ツアー)中心なので、出る試合出る試合で優勝を目指して頑張りたい」
■大林奈央(5位・-3)
「個人的には、今年は父が亡くなったこともあって、いい一年とは言えませんでした。ただゴルフは苦手なことが分かれば、それに取り組んでできることが増えた。成長できたと思います。今の一番の課題はパッティング。オフはそこを練習するのと、アプローチも技がないのでいろいろできるようにしたい。来季はマンデー(主催者推薦選考会)からレギュラーを狙っていくので、数少ないチャンスのなかでベストを尽くしたい」
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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