日に日に寒さが厳しさを増していますが、冬の便りがまた届いています。那須塩原市にあるスキー場が8日、栃木県内のトップを切って今シーズンの営業を始めました。

オープンしたのは、開業から35周年を迎えた那須塩原市のスキー場「ハンターマウンテン塩原」です。

当初は11月26日に今シーズンの営業を始める予定でしたが、冷え込みが厳しくなったのは先週からで、人工降雪機を使って50センチの積雪を確保しました。営業の開始は去年よりも8日遅いということです。

スキー場の8日朝の気温は氷点下3度。12あるコースのうち、オープンしているのは標高1600メートルほどの山頂付近にある一つのみですが、シーズンを待ちわびたスキーヤーやスノーボーダー約200人が訪れ、雪が舞う中、初滑りを楽しんでいました。

過去2年、シーズン中に行動制限が行われるなど新型コロナウイルスの感染拡大以降、来場者は落ち込みましたが、今シーズンのリフトの前売り券の予約は昨シーズンの同時期に比べて130%と好調です。学校のスキー教室の予約も順調で、スキー場では昨シーズン24万人だった来場者は、今シーズンは28万人とコロナ禍前の水準まで回復すると見込んでいます。

今後、年内には全てのコースが滑走可能となるように準備を進めたいとしています。営業は来年4月2日までを予定しています。