自転車ロードレースの宇都宮ブリッツェンは8日、来シーズンの新体制を発表し、新チームの選手10人と監督が意気込みを語りました。

県庁で行われたブリッツェンの新体制発表。既に今年10月に加入が発表されていたチーム初の外国人選手、台湾出身のフォン・チュンカイ選手など来シーズン新たに加入する5人と継続の5人の全ての選手が出席しました。

フォン選手は世界最高カテゴリーのワールドチーム「バーレーン・ヴィクトリアス」からの移籍で、東京オリンピックに出場し台湾のナショナルチャンピオンを3回取っているアジアを代表する選手。キャプテンは、那須町を拠点にする那須ブラーゼンから加わる谷順成選手が務め、退団する日本のトップレーサー増田成幸選手から大役を引き継ぎます。

また、マウンテンバイクでパリオリンピックを目指しつつ、ロード、シクロクロスと3種目で日本一を狙う沢田時選手、チーム最年少22歳の本多晴飛選手、トラックレースの対抗戦・バンクリーグを主に走る宇都宮市出身の競輪選手、坂井洋選手が赤いジャージーを着ることになりました。監督には今シーズンで選手を引退した28歳の西村大輝さんが就き、指揮を執ります。

新シーズンのチームスローガンは「ONE OF A KIND」で、「唯一無二」という意味です。ロードレースを軸としながらも自転車のあらゆる種目でトップを目指し地域貢献活動も行う、地域密着でありながら世界も見据えた新たな理念を掲げました。ロードレースでは、チームが主に戦うJCLで個人の連覇に、チームでの総合優勝、そして最大の目標として地元で行われる国際レース「ジャパンカップ」での初優勝を狙います。