元銀行マンの65歳の男性が平和を願う思いを童話風に描いた本を自費出版し話題になっています。

本を自費出版した宇都宮市の小野訓啓さん(65)です。23歳の時に足利銀行に入りめぶきフィナンシャルグループの取締役も務めた小野さんは、もともと文章を書くことに興味があり構想から3年かけて物語を完成させました。

出版された「二十世紀のおとぎ話」は、ヨーロッパの架空の国を舞台に戦争で皇太子を失った国王が5人の孫から後継者を選ぶ際に「世界一強いと思うもの」を探す旅を命じるというストーリーです。

物語性とメッセージ性をはっきり出すことを大切にしたと小野さんは話します。

強いとは何か、平和とは何か、そして人生とは何か。この本からも小野さんの挑戦からも思いが伝わってきます。