栃木県議会通常会議の質問戦は7日、最終日を迎え、二つの会派から3人の議員が登壇しました。

質問に立ったのは、とちぎ自民党議員会の小菅哲男議員、夢と希望あふれる日光を創る会の阿部博美議員、とちぎ自民党議員会の板橋一好議員の3人です。

小菅議員は人口減少問題の克服に向けてどう施策を展開していくのか、阿部議員は日光市で来年6月に開催される先進7カ国・G7の関係閣僚会合に絡み男女共同参画にどう取り組むか、板橋議員は公社や協会など県の出資法人の見直しについてそれぞれ県の考えを質しました。

このうち、板橋議員の県の出資法人の見直しの質問について、福田富一知事は廃止や統合を含めて出資法人の在り方や県の関与の仕方を検討する有識者による専門部会から12月中に報告書が提出されることを明らかにしました。

県はこれを踏まえ2010年に策定した方針を今年度中に改定するということです。一方、宇都宮市の大谷地区の採石場跡地を監視する大谷地域整備公社について、福田知事は地元と行政のパイプ役として住民の信頼を得ているとし、県と市などが一体となって安全対策を実施していきたいと存続を明言しました。