もうすぐクリスマス。街はイルミネーションやクリスマスツリーで華やかに彩られていますが、栃木県・真岡市の井頭公園では一風変わったツリーが7日から展示されています。

美しい輝きでツリーを彩るオーナメント。実はこれ、チョウのサナギです。

真岡市の井頭公園の中にある花ちょう遊館では、毎年この時期に「黄金のサナギツリー」を展示しています。5種類、約170頭のチョウが舞う中、ツリーは輝きます。

中でも一層目を引く黄金のオーナメントは、国内最大級のチョウの一つ「オオゴマダラ」のサナギです。鳥などに食べられないように金色になっていると言われていて、もちろん人の手で着色はしていません。

そのほか、銀色のオーナメントは「ツマムラサキマダラ」、緑色で顔のようにも見えるオーナメントは「リュウキュウアサギマダラ」のサナギです。合わせて100個を超えるチョウのサナギがモミの木を彩ります。

自然の力が織りなす黄金のサナギツリーは、井頭公園花ちょう遊館で12月25日まで楽しめるということです。