新たなビジネスプランやアイデアを競うコンテストの最終審査会が宇都宮市で開かれ、選考を通過した企業の代表者5人がプレゼンテーションしました。

このコンテストは、起業家の支援と地域活性化を目的に栃木銀行が開いているもので、今年で7回目です。

コンテストには県内外のベンチャー企業から44件の応募があり、選考を通過した企業の代表者5人が最終審査会に臨みました。

今回は、高齢化社会の課題を支援する健康や介護などをテーマにした商品やサービスの提案が多くみられました。

ほかにも、コロナ禍で苦しむ飲食業を支援するため、自動販売機を活用して食品を販売する取り組みや、園児が通園バスに置き去りになって死亡する事件を受けてバス内にいる園児の見守りシステムの開発など、世相を反映したものもあり、審査員たちは熱のこもった発表に、耳を傾けていました。

最優秀賞には、唾液から健康状態を把握し、病気の予防につなげるロミクスの代表の筒井久美子さんが受賞しました。

優秀賞は動画で撮影した体の動きをAIで解析し体のどの部分に課題を抱えているかを見つけるアプリで介護サービスや医療機関などをサポートするスポーティップの代表の高久侑也さんが獲得しました。