公共交通が近くにないなど、いわゆる交通空白地帯に住む高齢者に移動手段を提供しようと、県内の自動車販売店が宇都宮市内で福祉車両を使ったカーシェア事業を始めました。

福祉車両のカーシェアを始めたのは、宇都宮市の自動車販売店栃木ダイハツ販売です。

12月1日から宇都宮市小幡のとちぎんTT証券本店営業部とドコモショップ宇都宮西川田店の駐車場にステーションを設置して、福祉車両のカーシェアを始めました。福祉車両のカーシェア事業は県内では小山市に次いで2例目です。

設置されたのは車いすのまま乗り込めたり、リモコンで助手席の座席を動かしたりできる車両で、乗り降りの際に体への負担が軽減されます。

最短15分から最長72時間まで利用ができ、トヨタ自動車のカーシェアリングサービスに会員登録すればスマートフォンの専用アプリでいつでも予約と精算ができるということです。