余った蒸気を活用した新設備「清原スマートエネルギーセンター」 報道関係者に公開
宇都宮市の清原工業団地で複数の工場にエネルギーを供給する国内で初めての省エネ事業で蒸気を使った新しい省エネの取り組みを始め5日、報道関係者向けに見学会を開きました。
清原工業団地にある清原スマートエネルギーセンターは発電した電力や、その際に発生した廃熱を使って蒸気や温水を7つの事業所に供給して省エネにつなげるという内陸の工業団地としては国内で初めての事業を2019年度から行っています。
さらなる省エネにつなげるため11月からリボイラと呼ばれる新しい設備を導入しました。この設備は、需要に差があり余ることがあった蒸気に着目して、それを食品製造に使う蒸気を作る熱源として利用するというものです。
余った蒸気が出れば自動で稼働するシステムで、エネルギーの有効活用がさらに進みました。
また蒸気の供給余力を予測するシステムを導入したほか来年の夏には余った蒸気を冷凍機に使用する取り組みも行われる予定でこれらによって従来より2ポイント高い22%の省エネと二酸化炭素の削減が見込まれます。