女性アスリートや指導者などを対象にした、コンディショニングやサポート体制について理解を深める研修会が4日、宇都宮市で開かれました。

この研修会は、女性アスリート特有の問題やそのサポート体制について理解を深め、選手が健康な状態で競技に臨める環境を作ろうと、県が2017年から開いているものです。研修会には女性アスリートや指導者などおよそ120人が会場とオンラインで参加しました。

講師を務めたのは、2004年のアテネオリンピックに陸上競技のハンマー投げで出場し、現在は順天堂大学准教授の室伏由佳さんです。室伏さんは、競技に取り組みながら月経に悩んだ経験を基に「痛みを我慢しないこと、月経周期やそのときの自分のコンディションを記録することが大切」と述べました。