不本意な一年となった比嘉真美子 再起をかけて来シーズンに挑む(撮影:福田文平)

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<JLPGAファイナルQT 最終日◇2日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6442ヤード・パー72>
ツアー通算5勝の比嘉真美子が、シードを喪失し臨んだQTをトータル7オーバーで終了。この結果、QTランク82位が確定した。来季のレギュラーツアー前半戦フル出場ラインと見込まれる上位35位入りを逃しただけでなく、出場機会もかなり限定される。
今季は33試合に出場し、決勝ラウンドを戦ったのはわずかに2試合。メルセデス・ランキング142位に沈んだ苦しいシーズンについて、「いいプレーがまったくできず、厳しい毎日だった。悪い中でも自分と向き合い逃げずにやってこれた。QTも乗り越えて、そこは評価したい」と改めて振り返った。
2013年に初優勝を含む2勝を挙げ、初シードも獲得。しかし、15年には不振から賞金ランク95位と低迷しシードを喪失した。それでも翌年に復帰。18年には1億996万9185円を獲得し、賞金ランキング4位とキャリアハイも記録した。しかし今季はドライバーの不調などもあり低迷。「逃げたい時もあった」という苦しい時間を過ごした。
「いい締めくくりをしたかったけど、現実はそうはいかず」と悔しさを残したまま今季の幕がおりる。優先順位でのレギュラーツアー出場が厳しくなる来年については、「時間をかけて、今の自分の状況を受け止めたい」と話すにとどめた。
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