12月1日は「世界エイズデー」です。エイズの予防と患者の支援に向けた啓発が各地で行われています。

栃木県庁1階の県民ロビーには、世界エイズデーに合わせた啓発の一環としてレッドリボンを飾ったツリーが設置されました。

県のマスコットキャラクター「とちまるくん」もレッドリボンをつけて啓発に協力しています。

県感染症対策課によりますと、今年、県内で新たにHIVに感染したのは11月20日時点で10人です。感染経路は性的接触が大部分を占めます。

治療が進歩した現在は、早期発見と早期治療でエイズの発症を予防することができます。

そこで県内に五つある広域健康福祉センターと宇都宮市保健所では、世界エイズデーに合わせて検査時間を拡大して対応しています。

一方で、県内の検査件数はコロナ禍前は約2千件でしたが、近年はコロナの影響でその半分ほどに減少しています。

検査は無料で受けられることから、心配がある人は一人で悩まずに検査をしてほしいと呼びかけています。