JR相模線に「人の接近検知システム」試験搭載へ ホーム端の客を乗務員に通知
駆け込み乗車や、端を歩く危険な客を検知しやすくします。
来年度から試験
JR相模線のE131系500番台(2021年7月、伊藤真悟撮影)。
JR東日本は2022年11月9日(水)、利用客が鉄道車両へ接近したのを検知し乗務員へ知らせるシステムを開発し、実証実験をおこなうことを発表しました。
これはワンマン運転を手助けする技術のひとつで、これまで車両側面のカメラ映像を運転席のモニターで見ることで扉の開閉などの際の確認に役立てていました。それにくわえて今回、カメラ画像から人の存在を自動検知し、乗務員へ通知するシステムが、実用化に向け試験されます。
カメラは各車両ごとに、前部と後部、左右の計4台搭載。前後のカメラ画像を統合し、リアルタイム画像解析で人かどうかの判定を行います。
実証実験は2023年度から、相模線のE131系電車1編成に搭載して行われます。