金沢外環状道路ルートの大部分ができました。

ついに国道8号に到達 市街地を迂回する海側環状

 石川県は2022年10月31日、金沢市内で整備を進めていた金沢外環状道路 海側幹線のIV期区間、大河端町〜福久町間3.2kmが11月19日(土)14時に暫定2車線で開通すると発表しました。


中央手前から奥に延びるのが開通区間。国道8号金沢バイパスから大河端町方をのぞむ(画像:Google)。

 金沢市郊外をぐるりと取り囲む金沢外環状道路は、国道8号を境に「海側環状」こと海側幹線と、「山側環状」こと山側幹線に分かれます。うち前者は、白山市内の国道8号乾東交差点から北東へ延びており、今回のさらなる延伸で、末端が北陸道 金沢東IC付近の国道8号金沢バイパスまでつながりました。

 今回の終点から、山側環状と接続する金沢市今町までは別途、高規格道路として整備する計画はあるものの、海側環状と山側環状が国道8号を介して一応つながり、外環状道路のルートを1周できるようになります。

 海側環状はその大部分で、道路中央に立体の本線部が設けられる予定ですが、現在はまだ側道部のみ。また、大河端町〜福久町間については今回開通するのが本線部で、側道は設けられません。

 一方、2006年に全通した山側環状では暫定2車線区間の4車線化も進められています。今後、海側・山側とも変貌していく見込みです。