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 マルセイユ検察庁は金曜日に、捜査の過程によって26歳のオリンピック・マルセイユのサポーターを、10月19日に逮捕したことを明らかにした。名前は公表されてはおらず、罪状は「殺人未遂、計画的暴力、犯罪組織への関与、スポーツ会場における火器類の所持、持ち込み、使用」にあるという。仏紙レ・キップによれば同容疑者に対しては、本来は公判前勾留が命じられていたものの、弁護側の要請によって釈放。これにマルセイユ検察庁は不服として控訴中だという。ちなみに本件についてはUEFAも両クラブのサポーターについて調査中。

 チャンピオンズリーグGL第2戦では両クラブのファンによる激しい衝突がみられ、特にマルセイユサポーターからの恐ろしいほどの敵意を剥き出しにしていた様子には、フランクフルトのフィリップ・レシュケ取締役も「これほどの暴力の発生がこの世界で起こりうるものとは思わなかった」と漏らしており、その中でマルセイユの観客席から放たれた火器類がフランクフルトのサポーターの頸椎を直撃。その結果で転倒し大怪我を負っており、マルセイユにて初期治療を受けた後にフランクフルトの大学病院へと移送された。なおフランスのメディアによればこの容疑者はすでに、警察に拘束されている間に、ロケット弾の発射を認めているとのこと。