小平智は着実に、賞金を積み重ねている(撮影:岩本芳弘)

写真拡大

選手会共催の新規大会から1週間のオープンウィークを挟み、残り7試合となった国内男子ツアー。10月も半ばで、いよいよシード争いが気になる時期へと入ってきた。
松山英樹のクラブ接写に成功!【写真】
メルセデス・ランキングに一本化された国内女子ツアーとは異なり、男子ツアーのシード権争いは海外メジャーの獲得賞金額を含む『賞金ランキング』によって決定。同65位以内に入った選手に来季のフル出場権が与えられる。
昨シーズンはコロナ禍の影響により2020年と21年が統合に。そのため19年シーズンと比較してみると、65位だった選手の獲得賞金は1256万4132円で、このあたりがボーダーラインと見られている。
現在65位につけているのは、2シーズン連続9回目のシード権を手にして戦っている貞方章男。ここまで16試合に出場して、国内メジャー「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビル杯」が今季最高の11位タイフィニッシュ。予選落ちは4度のみと着実に賞金を積み重ねているが、ビッグマネー獲得で安全圏内に入りたいところ。
米ツアーを主戦場にしている小平智は、国内出場試合は「ANAオープン」からの4試合のみと少ないが、すべてで予選を通過してトップ10は2回。同ランキングは64位まで浮上し、すでにシード権獲得のボーダーラインを超える位置につけている。
一方、昨シーズンに14年間守っていた賞金ランキングによるシード権を喪失し今季は19年ツアー優勝(パナソニックオープン)による資格でツアーを戦っている武藤俊憲は現在68位。残りもわずかだが、なんとか賞金シード“復活”を決めたいところだ。
そのほか選手会副会長の中西直人、生涯獲得賞金ランキングで17位につけているキム・キョンテ(韓国)はつらくも低迷。今週の「日本オープン」は日本一のゴルファーを決めるナショナルオープンで、賞金総額は今季ツアー最高額の2億1000万円。上位に入って、一気にシード権を手繰り寄せたい。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

■シード獲得か?QT行きか? 国内男子崖っぷちランキング2022
■当確組は? 最新・国内男子賞金ランキング
■女子ツアーのシード権争いは? 崖っぷちランキング
■年間女王争いにも注目 メルセデス・ランキング
■2022年最終プロテスト注目選手