エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

写真拡大

米国のスペイン語紙が特集「この日本人の方が記録を遥かに達成した」

 米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は投げて15勝、打って34本塁打という成績で歴史的な二刀流シーズンを締め括った。米国のスペイン語紙はア・リーグMVPを争うヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手の活躍を称賛する一方で、「この日本人の方が1890年以降成し遂げらなれかった記録を遥かに達成した」と絶賛。来季終了後にFAを迎える去就問題については「ヤンキースやドジャースというビッグクラブが切望」と報じた。

 1926年創刊の米国のスペイン語地元紙「ラ・オピニオン」は来季年俸3000万ドル(約44億円)でエンゼルスと同意に達している大谷について特集。来季終了後にFAとなる二刀流の行方を「ヤンキースとドジャースというビッグクラブに加え、他球団も切望する」と争奪戦を早くも予想した。

 一方で、白熱のMVP争いにも注目。「オオタニは2年連続でア・リーグMVPに突き進んでいるが、今回はベーブ・ルースとロジャー・マリスを抜いてホームランキングとなったアーロン・ジャッジと争うことになる」とした上で「しかし、この日本人の方が1890年(のメジャーリーグ創設)以来、誰も見たことのない記録を遥かに達成した」と指摘した。

 ア・リーグ史上最多62本塁打を放ったジャッジ以上に規定打席と規定投球回のダブル到達など前例のない成績を残したことを強調。そして「MVPが発表されるまでこの議論は続くだろう。もしかすると、発表後も続くかもしれない」とジャッジ派と大谷派の論争は喧々囂々の展開になる分析した。

(THE ANSWER編集部)