©️picture alliance / dpa

 イランサッカー界の象徴であり、メフディ・マハダヴィキア氏がイランでの監督業を辞したとメディアにて報じられている。かつて同国代表選手としてプレーし、またブンデスリーガでもプレーした経験ももつマハダヴィキア氏は、昨年から同国U21代表監督として2024年のパリ五輪出場を目指すはずだったが、「イランのサッカー界とはもう何も関係はない」と語ったと日刊紙『ハムシャーリー』が伝えた。

 そしてメディアによれば今回の退任は、現在同国にて続いている抗議行動との関係があるようで、実際にマハダヴィキア氏は自身のインスタグラムにて、反政府デモ隊に対するイラン治安部隊の行動を非難している。さらに同氏のほか元ブンデスリーガーのアリ・カリミやアリ・ダエイ、現在レヴァークーゼンでプレーするサルダル・アズムンら、数多くのサッカー人も批判に加わっているところ。ただ先週には元代表選手ホセイン・マヒニ選手が拘束、また他にも選手が逮捕されたと報じられている。