カルチョ・スキャンダル捜査当局に押収された携帯電話盗聴の内容からレッジーナが04−05季の6試合で不正を行っていた事実が発覚した。問題となっているのはレッジーナ会長パスクワーレ・フォーティと当時の審判決定最高責任者パオロ・ベルガモとの会話内容。捜査当局はパレルモ(ホーム、アウェイ)、ブレーシャ、カリアリ、ウディネーゼ、サンプドリアの6試合が不正操作されていたと発表。

かねてからレッジーナの不正を訴え続けていた元ボローニャ会長ジュゼッペ・ガッゾーニ・フラスカラ氏は「過去の不正がここに来てやっと表面化してきたが、まだこれだけでは納得できない。今後の進展を慎重に見守らなければならないが、レッジーナを降格にまで持っていけるかもしれない」と詰め掛けた報道陣を前に語っている。また04−05季の結果でセリエB降格したブレーシャが今季のセリエA昇格を訴えている事に対しガッゾーニ氏は「05−06季セリエBで順位が上位だったボローニャがその訴えを起こすべきだろう」と一蹴している。ブレーシャ側は対レッジーナ戦での成績を理由にセリエA昇格を要求している。