市内大会の雪辱ならず・鹿児島

<第151回九州地区高校野球大会鹿児島県予選:鹿児島実7−3鹿児島>◇29日◇2回戦◇平和リース

 鹿児島実と鹿児島は8月の鹿児島市内大会でも2回戦で対戦し、このときは鹿児島実が12対6で勝利した。鹿児島にとってはその雪辱戦だったが、先手をとったのは鹿児島実だった。

 立ち上がり、相手のエラーなどで2死満塁とし、6番・永薗恭平(2年)の中前2点適時打、7番・平山翔悠(2年)の中前適時打で計3点を先取した。

 2回には下位打線から3連打を浴びせ、2番・一ノ瀬 獅堂主将(2年)の左前適時打で4点目を挙げた。

 4回表にも一ノ瀬の犠飛で5点目を挙げ、鹿児島実のコールドペースで進むかと思われたが、その裏、鹿児島は内野ゴロで1点を返す。

 5回表も鹿児島実が2点を加えたが、その裏、鹿児島は満塁として9番・森木康央(2年)の左前適時打、押し出しで2点を返した。

 6回以降、鹿児島実は毎回安打するも追加点ならず。鹿児島も相手の先発・井上剣也(1年)を攻略できず。鹿児島実が再戦をものにした。

(取材=政 純一郎)