佐藤心結はプロ入り後ツアー自己最高位でフィニッシュ(撮影:福田文平)

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<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 最終日◇11日◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇6555ヤード・パー72>
5打差逆転を狙ったルーキー・佐藤心結(みゆ)は、「68」でプレーするも届かず。トータル11アンダー・4位タイで女子プロNo.1決定戦を終えた。
出だし1番でバーディ発進を決めたが、その後はパーが続き、次に来たのはボギー。「いい感じかなと思ったけど、そのあとチャンスについていたところで決めきれなかった」。上位がスコアを伸ばしているなか、前半はイーブンとガマンが続いた。
だが、後半でそのうっぷんを爆発させる。10番パー4でいきなりバーディを奪うと、獲りたい12番パー5でもきちんと伸ばす。そして14番、15番は連続バーディ。「最終日にスコアを伸ばせないことが多くて(今日も)そんな感じかなと頭によぎりましたが、後半いいゴルフができたと思います」と、後半は4バーディ・ボギーなし。リーダーボードを駆け上がり、プロ入り後ではツアー自己ベストとなる4位タイに入った。
昨年11月にプロテストに合格したばかりの19歳。今大会初出場でのこの成績に「本当に大事な試合のひとつなので、なんとしても上位に入りたかった。すごい良かったと思います」と、笑顔を浮かべる。プロ1年生にして、今季はQT11位の資格で開幕戦からレギュラーツアーに参戦。7戦連続予選落ちなど苦しい時期もあったが、メジャー大会での上位フィニッシュは自信になるはずだ。
「100%いい状態ではなかったですが、その中でももう少しピンを攻められるようになれば、来週以降もこういう結果が続いていくと思う。自分に厳しくやっていければ」。今大会を制したのはプロ同期生の川崎春花。優勝が決まった瞬間、駆け寄って祝福したが、次は自分が優勝する番だ。
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