種子田香夏が好発進(撮影:佐々木啓)

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<日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 初日◇8日◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇6555ヤード・パー72>
2015年にプロテストに合格。同年、そして17年とQT(予選会)上位の資格でレギュラーツアーにフル参戦した経験を持つ種子田香夏が、今年の最強女子プロ決定戦で初日を自己ベストスコアの「66」で回り、首位と1打差の6アンダー・2位タイで終えた。
会場は下部のステップ・アップ・ツアーの最終戦が行われるコース。一部ホールが変わってはいるが、「ここは3年連続でステップで回っていてコースは分かっていた」と経験が生きている。とはいえコースセッティングはメジャー級。「ステップとは違うので、フェアウェイキープをしっかりしていくと計画したのがうまくいきました」と安定感が光った。
この数年はショット、パットともに苦戦。「ティショットが荒れて、その前にはパターも怪しくなって」と厳しい状態だった。今季はレギュラーツアー2試合に出場するも予選落ち。ステップでも目立った結果は残せていないが、ゴルフの調子は徐々に回復。ひとつはティショットの復調だ。
今年のシーズンイン。悩んだすえに出した結論が、シャフトの交換だった。といっても、最新モデルではなく、「プロになった頃のものに戻してみたらよくなった」、と当時レギュラーツアーで戦っていた初期のものがはまっているという。
そんな気分転換も奏功し上り調子。そのなかでの好発進に笑顔も浮かべるが、安心できるわけではない。「そんなに調子がよかったわけではなくて、イメージを変えた」と、スイング時の体の動きを少し変更。横の回転から縦の動きを意識した。
今週は高校の同級生がキャディを務める。「楽しくプレーしたい。気負わずに」と2日目以降を見据えた。
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