ヤマハは9月7日、Wi-Fi 6対応の無線LANアクセスポイント「WLX222」を発表した。ホワイトとブラックの2色展開で、10月に発売する。価格は59,400円。

無線LANアクセスポイント「WLX222」

「WLX222」は、Wi-Fi 6に対応した無線LANアクセスポイントのエントリーモデル。5GHz帯では1,201Mbps(理論値)、2.4GHz帯では574Mbps(理論値)、無線全体で最大1,775Mbps(理論値)のスループットを実現し、有線LANには2.5ギガビットポートを搭載した。

Wi-Fi 6の機能である「OFDMA(直交周波数分割多元接続)」により帯域を効率的に使用し、多数端末同時接続時に安定した通信を可能にするとともに通信の低遅延化も実現。最大140台の端末の接続が可能だとする。

PoE受電はIEEE802.3afに対応し、Wi-Fi 5対応の無線LANアクセスポイントとの組み合わせで主流のIEEE802.3af対応PoEスイッチを、無線LANアクセスポイントのWi-Fi 6移行後も継続して使用可能。

本体内蔵コントローラーによるオンプレミス型の管理「クラスター管理機能」に対応し、機器の交換や追加の際もLANに接続して電源を入れるだけで設定が完了するため、無線LANの運用管理が容易になる。

さらに、同機能に対応する「WLX212」や「WLX413」と組み合わせた複数台をまとめて管理でき、Wi-Fi 5からWi-Fi 6への段階的移行や設置環境に合わせた柔軟な無線LAN環境の構築が可能。加えて、独自のクラウド型ネットワーク統合管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」にも対応し、複数拠点の無線LANの一括管理も行える。

本体サイズはW190×D190×H51.7mm、重さは本体880g(付属品含まず)。インタフェースはLANポート×1(100BASE-TX/1000BASE-T/2.5GBASE-T、ストレート/クロス自動判別)、コンソールポート(設定用、RJ-45)×1。