フォントワークスは8月30日、昭和書体が「昭和書体全集」の販売を開始することに伴い、年間定額制のフォント配信サービス「昭和書体LETS」(学生および各種オプションサービスを含む)の新規/追加/更新契約の受付を終了することを発表した。今後、フォントワークスにて昭和書体全集(ダウンロード版)の販売を予定している。

昭和書体LETS

昭和書体LETSの新規契約(新LETS)は8月31日、追加・更新契約(新LETS)は2024年11月末をもって終了。一方で、フォントワークスLETS(新LETS・現行LETS)で提供中の「昭和書体フォント」、「アプリ・ゲーム組込みオプション」の提供に変更はなく、現在の契約内容で継続して利用可能だ。

また、組込み製品(デジタル家電や車載機器・医療機器等の各種デバイスへの組込み用フォント)としての「昭和書体フォント」は引き続き提供する。

昭和書体全集

昭和書体全集は、既存の「昭和全書体セット」に社外書家3点の新作を加えた、全210書体(和文フォント92書体、欧文フォント114書体、梵字フォント4書体)を収録するフォント集。

全集の元になった「昭和全書体セット」の定価は154,000円だが、2022年3月に逝去した昭和書体の専属書家・綱紀栄泉氏の追悼セールとして、ダウンロード版を11,000円(92%オフ)、パッケージ版を27,500円(82%オフ、送料別)で販売する。ダウンロード版は9月1日から昭和書体Webサイトほかで販売開始。パッケージ版は9月1日より先行予約を受け付け、10月1日より発送となる。

なお、フォントワークスでも、昭和書体全集(ダウンロード版)の販売を予定。詳細は追って公開としている。