暑い今年の夏。髪をすっきりとまとめるために「ひとつ結び」をして過ごしているという方も多いのでは? しかし、簡単がゆえに、「老けて見える」、「手抜きに見えてしまう」といった、残念なポイントも…。そこで、残念なひとつ結びにならないコツをまとめました! ぜひ参考にしてみてくださいね。

もう失敗しない!大人のひとつ結びテクニック

アライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さんによる、ESSEonlineで人気のヘア連載「大人のヘア問題白黒つけます」。連載の中から、反響のあったひとつ結びのテクニックをご紹介します。

●40代からの老けない「ひとつ結び」テク。たったひと手間でマイナス5歳

<ひとつ結びは後頭部のボリュームが大事!>

八木ちゃん:いちばんのポイントは、後頭部のボリュームです。後頭部にこんもりとしたボリュームがあると、上品で華やかに見えるんですよね。

さとゆみ:たしかに! ここにボリュームがあると、若々しく見えますね。

八木ちゃん:今日は、このボリュームの出し方をお伝えします。

<マイナス5歳の「大人のひとつ結び」のつくり方>

(1) 分け目をぼかすようにドライヤーを当てる

(2) 手でざっくりと髪をまとめ、ひとつに結ぶ

(3) 後頭部の髪を引き出す

(4) スプレーでボリューム感をキープ

●意外とやりがち「残念ひとつ結び」。避けるべき5つのNGポイントとは?

<NG1:分け目がきっちりついている>

八木ちゃん:まずは、分け目をきっちりつけすぎるひとつ結び。これは、ひっつめ感が出ておしゃれに見えないだけではなく、根元がはっきり見えてしまうので、白髪が目立つというデメリットもあります。

さとゆみ:分け目をきっちりつけすぎると、そこから日焼けしてしまって毛根にダメージを与える原因にもなってしまうから、その意味でも避けたいですよね。

八木ちゃん:これはひとつ結びに限りません。大人女性の場合、どんな髪型でも、分け目をきっちりつけるのはNGだと覚えておいてください。

●ショートヘアでも髪をまとめたいときのコツ

八木ちゃん:今回のモデルさんは、もともとクセがある方です。短い髪でまとめたいときは、むしろある程度クセがあるほうがまとめやすいです。超直毛の人でしたら、一度アイロンで巻いたほうがいいかもしれないです。

さとゆみ:クセがあるほうがまとめやすいんですね。

八木ちゃん:そうなんです。まずは、ハーフアップからやってみましょう。

<短めさんのハーフアップのポイント>

(1) 耳上の髪にワックスやバームをなじませ、手ぐしで髪をまとめる

(2) まとめた髪をねじり、ピンでとめる

(3) ピンをさしたところを押さえながら、トップの髪を引き出す

(4) 完成

まだまだある!大人のひとつ結びテクニック

●大人のおしゃれな「ひとつ結び」。巻かなくても簡単こなれ見え

<道具は3つだけ! どれも近所で手に入ります>

「こなれて見えるヘアスタイリングは、たった3つの道具があればできるんです!」と教えてくれたのは“巻かない”簡単ヘアアレンジが話題のヘアスタイリスト・工藤由布さん。

3つの道具はどれも100円ショップやドラッグストアで手に入るものばかり。これさえあれば、ひとつ結びもダウンスタイルも、どんなヘアアレンジも自由自在。忙しい朝でもたった3分で“こなれヘア”が完成します。

<3大アイテム>

(1) コーム

先の細いコームは持ち手の先端でギザギザ分け目をつくり、コームは髪をとかしながらスタイリング剤を広げるのに便利。

(2) スタイリング剤(バーム、ワックス)

どんな髪質でも質感をつくるのに必須なのがバーム。ボリュームを出したい人は少しハードなワックスも役立ちます。

(3) ゴム(シリコンゴム、カラーゴム)

髪を結ぶときには髪色に近い濃いブラウン系のシリコンゴムを。仕上げにアースカラーのカラーゴムでシリコンゴムを隠せば、おしゃれに見えます。

●【暑いからアップヘア】疲れて見えない「ラフなまとめ髪」のコツ

ラフで自然な旬のまとめ髪、やってみたいけれど「ただの疲れた人」に見えそうで手が出ない、という人いませんか? この「低めのひとつ結び」なら不器用さんでもできて、若々しく見える、テクニックいらずのまとめ髪。しかもヘアゴム1本でできるので、時間がないときにもぜひチャレンジしてみて。簡単にできて、すてきに見えるコツをプロのヘアメイク・川村友子さんに教わりました。

<ふんわりゆるやかな毛流れがポイント! 低めのひとつ結び>

大人にぴったりのカジュアル感と品を備えたひとつ結び。トップをよけて一度束ね、そこに逆毛を立てたトップをねじって合わせることで、ふんわりと高さを出します。軽やかで、サイドシルエットも美しい仕上がりに。

【低めのひとつ結びのつくり方】

(1) 目尻の幅でトップの毛を分け取ってよけておき、残りの髪を耳の高さでゴムでひとつに結ぶ。分け取ったトップの髪を片手で持ち上げ、もう一方の手で中間から根元に向かって3回ほど手ぐしでとかし、逆毛を立てる。

(2) 逆毛を立てたトップの毛束を(1)の結び目に向かってきつめにねじる。

(3) ねじった毛束を結び目にくるくる巻きつけていき、最後に毛先を(1)で結んだゴムにはさんで固定する。