ハリウッドで2018年7月撮影
 - (2022年 ロイター/Lucy Nicholson)

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[23日 ロイター] - 米動画配信大手・ネットフリックスは23日、全従業員の4%に当たる300人を解雇すると発表した。人員削減は先月の150人に続いて2回目。十数年ぶりとなる有料会員数の減少を受け、コスト削減を強化する。

 対象は主に米国内の従業員。同社は声明で「事業投資はこれからも続けるが、収入の伸び鈍化に合わせてコストの増加を抑えるため、調整を行った」と説明した。

 ネットフリックスはこの数か月間、インフレの圧力に加え、ロシアのウクライナ侵攻や競争の激化が響き、有料会員数が伸び悩んでいる。

 同社は、1-3月期の有料会員数が減少したのに続き、4-6月期はさらに落ち込むとの見通しを示す。不振を食い止めるため、従来よりも安い広告付きの契約プラン導入も検討しており、複数の企業と交渉している。