59歳、年金生活を見据えた楽しい節約。ケチとは違うムダの省き方
年金生活が気になり始める50代。家族構成や働き方も変わり、お金の出入りが変化しやすいタイミングでもあります。現在59歳、ブロガーとしても活躍する中道あんさん(大阪在住)は、現役の今から老後を見据え、お金のムダを省いた暮らしで年金生活に備えているそう。そこで、日々を楽しむメリハリの利いた倹約のポイントを教えてもらいました。
ものを大切にして最後まで使いきることが節約に
おトクに買える定期便を利用したり、積極的にポイ活をしたり。情報を日々アップデートしながら、倹約生活を続けている中道さん。大事にしているのは、子どもの頃に言われ続けた、「始末する心」だと言います。
「関西特有かもしれませんが、“使える間は最後まで使う”という意味です。だから、買うときは値段ではなく、自分が本当に欲しいものをじっくり探すし、買ったものはとことん活用します。ものを大切にすることが、長い目で見れば節約につながる。出し渋ってお金を使う“ケチ”とも違う、その考え方が好きなんです」
浮いたお金は比較的リスクの低い投資に回し、老後資金に備えるのも中道さんらしさ。
「投資をすることで経済の勉強をしたり、ニュースに関心をもつようになりました。脳トレにぴったりだと、気楽に楽しみながら取り組んでいます」
お金をかけすぎずに暮らしを楽しむ工夫3つ
お金をかけすぎずに、潤いのある暮らしを送る中道さんの工夫のなかから3つをご紹介!
●花はコスパを考えて定期便で購入
花は癒やしを与えてくれる欠かせない存在。「青山フラワーマーケット」の定期便で調達しています。月に2回届くコースは送料込みで1回3300円。
「交通費や選ぶ時間、花に気を使いながら帰宅する手間を考えれば、安いと思います!」
●観葉植物は買わずに「挿し木」で増やす
自宅にある観葉植物は、ほとんど中道さんが挿し木で増やしたもの。
「ポトスは葉のつけ根にある気根と葉がついた茎を適当な長さで切り、気根を土に挿すだけ。丈夫で育てやすいです」
●雑貨は新品でなくメルカリで探す
今年初めてメルカリに挑戦。買ったのは、上段の棚に飾っている洋書3冊。
「状態のいいものを安く手に入れられて満足しています。見ているだけで楽しいので、これからハマりそう」