フクロウの子育てが間近で見られる場所として知られる栃木県野木町の神社で、成長したヒナが2年ぶりに姿を見せ、連日多くの写真愛好家たちが訪れています。

 

白い羽毛に包まれたフクロウのヒナです。体長約30センチで、高さ40メートルほどの枝にとまったまま愛らしい表情を見せています。野木町の野木神社ではフクロウが境内にあるケヤキの幹に巣を作り、子育てする姿が30年ほど前から確認されています。去年は不安定な気候などの影響でヒナの姿を確認できませんでしたが、今年は5月13日に宮司が巣穴に1羽のヒナがいるのを見つけました。

 

巣から出た後はほどなくして飛び立ってしまい、ゆっくり観察できる期間は今だけとあって、18日も県内外から多くの写真愛好家が訪れてヒナの一挙手一投足にシャッターを切っていました。

 

神社によりますと、観察終了時刻の夕方6時を過ぎ、辺りに人がいなくなると母鳥はヒナへ餌付けをするということです。ヒナの様子は神社のユーチューブチャンネルで生配信しています。