今年春に栃木県小山市の渡良瀬遊水地で生まれた国の特別天然記念物のコウノトリのヒナ2羽に、個体識別のための足環が取り付けられました。

 

個体識別のための足環が取り付けられたのは、渡良瀬遊水地の人工の巣に住むコウノトリ「ひかる」と「レイ」から生まれた2羽のヒナです。

 

小山市などがコウノトリの研究機関の協力のもと、ヒナに足環を付ける一連の作業が行われました。遊水地にある人工巣塔に高所作業車で近づき、ヒナを網で捕獲して地上に降ろし体重を測ったり、雄か雌かを見分けるため血液や羽毛の検体を採取し最後に足環を付けました。2羽は生後44日目とされ、体重は4.6キロと3.9キロでした。

 

順調にいけば5月下旬から6月中旬に巣立つということで、市は5月28日に命名式を開催する予定です。