2021年香港マイル出走時のゴールデンシックスティ(撮影:Lo Chun Kit)

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 6月5日に東京競馬場で行われる安田記念(3歳上・GI・芝1600m)に予備登録していた香港馬ゴールデンシックスティ(Golden Sixty、セ7、香・K.ルイ厩舎)が来日を見送り、同レースを回避すると現地メディアで報じられた。

 現地の報道によると、チャンピオンズマイル(香G1)勝利後に熱中症のような症状が出たため、オーナーとトレーナーによる協議が行われ、回避を決定したとのこと。

 ゴールデンシックスティは父Medaglia d'Oro、母Gaudeamus、母の父Distorted Humorという血統の豪州産馬。通算成績は24戦21勝(うち国際重賞12勝)。

 2019年3月にシャティン競馬場のハンデ戦でデビュー。2020年1月のチャイニーズクラブCC(香G3)で重賞初制覇後、香港クラシックマイル・香港クラシックC・香港ダービーを制覇し史上2頭目の香港4歳三冠を達成。その後、香港マイル(香G1)で前年覇者アドマイヤマーズらを破り、国際G1初制覇を果たした。

 翌2021年も勢い止まらず、香港マイルではサリオスらを破って連覇を達成。サイレントウィットネスの持つ香港馬の最多連勝記録(16連勝)に並ぶなど大活躍。連勝記録は16で途絶えたが、今年4月のチェアマンズT(香G2)、チャンピオンズマイルを連勝。獲得賞金は1億1340万600香港ドル(約18億5800万円)となり、ビューティージェネレーションの持つ香港馬の獲得賞金記録を更新した。

※馬齢は日本基準。南半球産で、香港基準では現6歳。