ついにChromebookでSteamのゲームがプレイできる「Steam for Chrome OS」が登場、気になるシステム要件は?
by Tamahikari Tammas
Googleが2022年3月22日に、Chromebookに対応したSteamである「Steam for Chrome OS」のアルファ版をリリースしました。
chromium.org/chromium-os/steam-on-chromeos/
https://www.chromium.org/chromium-os/steam-on-chromeos/
https://arstechnica.com/gadgets/2022/03/steam-on-chromebooks-is-ready-for-testing-comes-with-steep-requirements/
Googleは3月15日のイベントで、Steam for Chrome OSを近日中にリリースすることを発表していました。
GoogleがSteamのゲームをChromebookでプレイ可能にする「Steam for Chrome OS」を発表 - GIGAZINE
by Luis Roca
そして、3月22日に以下の機種向けにアルファ版のSteam for Chrome OSが公開されました。
・Acer Chromebook 514 (CB514-1W)
・Acer Chromebook 515 (CB515-1W)
・Acer Chromebook Spin 713 (CP713-3W)
・ASUS Chromebook Flip CX5 (CX5500)
・ASUS Chromebook CX9 (CX9400)
・HP Pro c640 G2 Chromebook
・Lenovo 5i-14 Chromebook
対応タイトルのリストには、The Elder Scrolls V: SSE(Skyrim)やFallout 4などの大作のほか、STEAMで高い評価を得ているHadesやSlay the Spireなどの作品もあります。
Googleによると、今回リリースされたSteam on Chromebookが動作可能な構成は「第11世代のCore i5またはi7」「Intel Iris Xe Graphics」「8GB以上のRAM」に設定されているとのこと。そのため、CPUがCore i3のデバイスやRAMが4GBのデバイスはサポート外と明記されています。
GoogleはSteam on Chromebookの動作に必要なスペックについて「多くのゲームは高いパフォーマンスを要求するため、より多くのゲームがうまく動作するようなデバイスに注力しました」と説明しました。
また、現状のSteam on Chromebookはあくまでアルファ版であるため、「メモリが8GBのデバイスで6GB以上必要なゲームをプレイすると問題が発生する」「1080pを超える解像度だとパフォーマンスやスケーリングに問題が発生する」といった不具合もあるとのこと。
Chrome OSの製品管理担当ヴァイス・プレジデントであるジョン・マレティス氏は発表声明の中で「Steam on Chromebookはまだ始まったばかりです。ユーザーのフィードバックを集めることで得られる最適化が、今後リリースされるSteam on Chromebookに、より洗練された体験をもたらすことを期待しています」とコメントしました。