ソフトウェアやゲームには、特定の操作を行った際に特殊な画面を表示する「イースターエッグ」が開発者の遊び心として仕込まれていることがあります。2022年3月には、1985年に発売されたMicrosoft製OS「Windows 1.0」から「開発者の名前を一覧表示するイースターエッグ」が発見されました。





今回発見されたWindows 1.0のイースターエッグは、以下のようなダイアログを表示するものです。ダイアログの左側にはWindows 1.0の開発者名が列挙され、右側には「The Windows Team(Windowsチーム)」「Congrats!(おめでとう!)」と記されています。



列挙された開発者の中には、Windows 1.0の発売当時にMicrosoftに在籍し、記事作成時点ではValveのCEOを務めているゲイブ・ニューウェル氏の名前も含まれています。



イースターエッグの発見者であるLucas Brooks氏によると、このイースターエッグはビットマップファイルの末尾に暗号化した状態で配置されていたとのこと。Windows 1.0の発売当時にはビットマップファイルの抽出ツールが存在しなかったため、イースターエッグは発売から30年以上経過した2022年まで発見されなかったとBrooks氏は解説しています。

Brooks氏がWindows 1.0の後継OS「Windows 2.0」を解析した結果、Windows 2.0にも同様のイースターエッグが存在していることが判明しました。Windows 2.0では開発者の人数が増加したことから、ダイアログに表示される人名も大幅に増加しているとのことです。