年内に7台以上の新型Mac？からiPhone 14 Pro(仮)設計は最終確定？まで。最新アップル噂まとめ
すでに2022年も2ヶ月経ちましたが、有力情報筋の噂が正しければ、そろそろ何らかの動きがあるはず。貯金残高などチェックしつつ、心の準備をして静かに待ちたいところです。
2022年内に7台以上の新型Mac？からiPhone 14 Pro(仮)設計は最終確定？まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。
2022年内に7台以上の新型Mac発売？3月に第1弾、5〜6月に第2弾が登場か
来月（3月）上旬、おそらく8日付近にスペシャルイベントが開催され、そこで「少なくとも1台」の新型Macが発表されると噂されていました。それに続いて、2022年内にAppleシリコン搭載の新たなMacが7台も登場するとの予測が届けられています。
アップル未発表製品につき最も信頼あるリーカー（注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人）との呼び声もあるBloombergのMark Gurman記者いわく、年内に投入されるMacのラインアップは以下の通り。
M1 Proチップを搭載した新しいMac mini
「M2」チップを搭載した13インチMacBook Pro。2020年モデルの後継機種で、14インチおよび16インチのMacBook Proの下位製品に位置づけられる
「M2」チップを搭載したMac mini
「M2」チップを搭載した24インチiMac
「M2」チップを搭載し、デザインを一新したMacBook Air
M1 ProおよびM1 Maxチップを搭載した大型のiMac Pro
M1 Maxチップを2個または4個搭載した、Appleシリコン搭載で初の半分サイズMac Pro
それに加えて、13インチMacBook ProとMac miniが「現在のラインナップの中で最も古いAppleシリコンMac」と述べられています。これは事実の指摘に過ぎないものの、これら2つの後継モデルが噂の3月イベントで同時発表される可能性が窺われるしだいです。
さらにGurman氏は「5月か6月頃、もう1回Macをリリースする準備中」として新型Mac Pro（1年以上前から噂されています）と次期iMac Proを有力候補としたり、「改良されたMacBook Air」の年末発売をにおわせています。
今回の予想は2023年にまで及んでおり、「M2」（M1チップの後継プロセッサ）のPro版とMax版、つまり高性能CPUコアやGPUコア数を増やしたものが初代「M3」チップとともに投入されるとのこと。アップルの戦略としては、毎年iPhoneのように新型Macの買い替えサイクルを根づかせたいのかもしれません。
アップルのAR/VRヘッドセット、量産に向けた初期段階テストが完了した噂
アップル製AR/VRヘッドセット、マイクロ有機EL搭載？サムスンも「ホログラム」対応ARデバイス発売か
うわさのアップル純正AR/VRヘッドセットは、過熱やソフトウェア問題を抱えているため、2023年まで発売がずれ込む可能性が高いとの報道もありました。
が、今週に入って2つの続報がありました。まず1つは正式量産に向けた製造テストのうち、第2段階のEVT（技術検証テスト）を終えたとのサプライチェーン情報です。
もっとも、EVTの後にもDVT（設計検証テスト）やPVT(生産検証テスト）を残しているため、まだ道半ばにも至っていないとは言えます。アップルが製品の品質につき一切の妥協がないことは、かつてワイヤレス充電マットAirPowerがiPhoneのパッケージでも言及されたのに発売中止になった前例でも明らかであり、予断を許しま
もう1つはマイクロ有機ELディスプレイが搭載され、それが台湾TSMCにより供給されるとの噂話です。TSMCといえばiPhone用のAシリーズチップやMac/iPad用のMシリーズチップの印象が強いのですが、マイクロ有機ELパネルには半導体製造技術が使われるため（シリコンウェハ上にバックプレーンを形成する）理に叶っています。
今回のニュースソースは韓国メディアET Newsですが、「アップルがTSMCと提携してマイクロ有機ELパネルを共同開発中」とは日経も伝えていたこと。マイクロ有機ELは高解像度かつ薄型や小型化、省電力化にも繋がりうるため、AR/VR用の技術としてもがぜん注目を集めています。
日経は1年前からTSMCとの提携説を主張していますが、かたや信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏はソニーが供給すると予想しています。
もしもソニー製だとすれば、製品化はしばらく先と思われたソニーの「片目4K」有機ELパネルが採用されるやもですが、その場合は価格もすごいことになりそうです。
iPhone 14 Pro(仮)の設計、最終確定か。Foxconnがテスト生産を始めた噂
今年のiPhone 14(仮)シリーズがおそらく発売される秋まであと半年以上もありますが、早くもProモデルのテスト生産が開始され、つまり設計が最終確定された可能性が高いとの台湾メディア報道です。
それによれば台湾FoxconnがiPhone 14 Proモデルを製造し、同じくアップルの主要サプライヤーである中国Luxshareが普及価格モデル2つを担当するとのこと。まだLuxshareはProモデルを受注できていないとも述べられていますが、iPhone 13 Proモデルは3％受注できたとの噂もあり（2021年8月時点）、iPhone製造につき中国企業への依存度が高まっているのも見逃せないところです。
iPhone 14シリーズの構成は、5.4インチのminiサイズが廃止され、6.1インチ2種類と6.7インチ2種類（それぞれ普及価格とProモデル）の4機種になることが確実視されています。
またProモデルのデザインは前世代から一新され、ノッチ（画面上部の切り欠き）はなくなってパンチホールデザインに移行するとの予想も有力です。もっともパンチホールは2つ開けられ、1つは横長のカプセル型になるという説もあります。
その一方で、数年前から噂されている画面下Touch IDの予想は聞こえなくなってきましたが、次期iOS 15.4で「マスク姿でFace ID認証」が実現すれば、ユーザーの不満もなくなるかもしれません。
20インチ前後の折りたたみMacが検討中？折りたたみiPhoneは2025年まで遅れる可能性
ディスプレイ専門サプライチェーン調査会社DSCCによる「折りたたみデバイスの出荷台数が増えている」との報告書のなかで、もっかアップルが取り組んでいる折りたたみ製品への言及がありました。
まず折りたたみiPhoneの登場時期は、以前の「早ければ2023年で、2024年になる可能性が高い」との予想から2025年まで先送り。「アップルは折りたたみスマートフォン市場への参入を急いでいるようには見えず」とのことです。
もう1つが、アップルが「折りたたみ式ノートPC」に興味を示しているということ。「最大サイズとしては20.xインチ前後」となり、「「折りたたんだ状態ではフルサイズのキーボードを備え、折りたたまない状態ではモニターとして使用」できるという、変形ガジェット好きには非常にそそられる未来が示されています。
発売時期は2025年以降になる可能性が高く、2026年や2027年かもしれないとのこと。かつて華々しく導入されたTouch Barは、14インチ/16インチMacBook Pro（2021）を境にフェードアウトしつつありますが、今後もMacは勇ましく新境地に突撃して欲しいところです。
アップル独自5Gモデム、2023年のiPhone搭載に向けサプライチェーン準備中か
アップルが自社設計の5Gモデムチップを2023年、つまりiPhone 15(仮)シリーズに初採用を目指しているのは、有名アナリストMing-Chi Kuo氏のほか、まさにiPhone用モデムチップを供給しているクアルコムの幹部が述べていたことから、ほぼ確実といえます。
そんななか、アップルが半導体組立の最大手ASE Technologyと、独自設計5Gモデムチップの一部につきパッケージ化の交渉をしているとの噂話が届けられました。さらに5GモデムチップとRFトランシーバーの後工程処理を複数のパートナーに発注するとのことです。
5Gモデム本体についてはTSMCが高度な4nm技術を使って量産し、RFチップの方も同社の6nm技術が使われるとの噂あり。どちらも省電力効率の向上が期待できるため、今後のiPhoneはバッテリー持ちがさらに良くなりそうです。
