「M2」搭載MacBook Pro、前モデルとデザインは同じで3月発売のウワサ
最新の「M2」プロセッサを搭載した13インチMacBook Proが来月（3月）に、前モデルから大きなデザインの変更がないまま発売されるとの噂話が伝えられています。
米MacRumorsが「アップルのサプライチェーンに密接な関係があり以前から信頼できる」情報筋から得た話によると、次期13インチMacBook ProはTouch Barを含めて現行モデルと同じ見かけを維持しつつ、最新14インチおよび16インチのMacBook Proのようなノッチ（画面上部の切り欠き）やProMotionディスプレイ（最大120Hzの可変リフレッシュレート）は搭載されないとのことです。
ここでいう「M2」とは、M1チップの改良版だと噂されるプロセッサです。CPUコア数はM1と同じく8個、GPUコア数は7〜8個から9〜10個に増やされつつ、より高速に動作すると予想されています。
さてMacRumorsの話に戻ると、この情報筋は14インチと16インチMacBook Pro（2021）の画面にノッチはあるが、Face IDは搭載されないと伝えたネタ元と同じとのことです。当初は突飛とも思われましたが、翌週にデザインが刷新されたMacBook Proが正式発表され、リーク情報は正しかったと答合わせされています。
また今回の噂話は、台湾DigiTimesが報じたサプライチェーン情報とも完全に一致しています。同誌は「M2」版MacBook Proが3月の新製品発表イベントに登場し、プロセッサ以外のほとんどの部品は既存モデルとほぼ同じ仕様だとも伝えていました。
しかしアップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者が、次の廉価版（13インチの後継機）MacBook ProはTouch Barが廃止され、2022年内に発売されるとの予想を述べていました。
一見すれば2つの情報は食い違うようですが、もしかしたら両製品は別ものであり、先にプロセッサを載せ替えただけのモデル、後に同じプロセッサで筐体デザインが一新されたモデルが発売されるのかもしれません。
いずれにしても、3月まではあとわずかであり、数週間後には確かな情報が得られるはず。Gurman氏は3月のイベントで5G対応の新型iPhone SEや、第5世代iPad Airとともに「少なくとも1台」の新型Macが発表されると示唆していましたが、もしも今回の噂話が正しければ「新製品は3つとも、プロセッサを変更しただけのマイナーチェンジ」となる可能性もありそうです。
Source:MacRumors
