フリーランスの和菓子職人として活動している三納寛之さんが、自作したミカンの練り切りをTwitterにて公開しています。

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 12月9日、「出来た!もちろん皮も剥けるよ」と作品が完成したことをファンに報告した三納さん。一緒に投稿した写真には、三納さんが作ったミカンの練り切りの中から、猫が出てきた姿が写っていました。ちなみに猫は、市販のカプセルトイ「ネコのペンおき」シリーズのものを使ったそうです。

 でも、これ……どこかで見たような気がする……。そうです。「サザエさん」のオープニング曲の最後のほうで、サザエさんやカツオくんたちがその時の旬の果物の中から出てくるシーン。猫のタマもその横で果物の中から出てきて腰をフリフリしている場面です。

 三納さんに話を聞いてみたところ、毎年冬になるとミカンの練り切りを作って販売しているそうで、今年は何を作ろうか考えていたところ、タマのポーズが面白かったのでツイートのネタとして場面を再現してみたとのこと。

 しかし、ネタで作っているとは言っても、メインの「ミカンの練り切り」のクオリティーは高く、ツイートにもあるように皮をむくことができたり、より本物のミカンに見えるように仕上げているそうです。たしかに、よく見てみるとミカンの薄皮も本物そっくりに表現されています。

 「ツイートを見てくださった方が喜んでくれたみたいなので良かった」と語る三納さん。この投稿には「遊びを超えたクオリティー」「頭の中で ず〜っとメロディが鳴り響いていた」など多くのコメントが寄せられ、再現度の高さにみんな驚いているようです。


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<記事化協力>
和菓子職人 三納寛之さん(@wagashi_sanchan)

(佐藤圭亮)