香港カップを制したラヴズオンリーユー(写真奥)(c)netkeiba.com、撮影:Lo Chun Kit

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 12日、香港のシャティン競馬場で行われた香港C(3歳上・G1・芝2000m・1着賞金1710万香港ドル)は、好位でレースを進めた川田将雅騎手騎乗の1番人気ラヴズオンリーユー(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)が、後方追走から外を追い込んだ3番人気ヒシイグアス(牡5、美浦・堀宣行厩舎)との競り合いを制し、これに短アタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分0秒66(良)。

 1馬身差の3着に11番人気ロシアンエンペラー(セ4、香・D.ホワイト厩舎)が入った。レイパパレ(牝4、栗東・高野友和厩舎)は6着だった。

 勝ったラヴズオンリーユーは、父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、その父Storm Catという血統。前走でBCフィリー&メアターフを制覇という歴史的快挙を果たすと、ラストランとなったここも見事勝利。4月のクイーンエリザベス2世Cとの香港G1春秋制覇を達成し、また日本調教馬として初の海外G1年間3勝を成し遂げ、自身の引退の花道を飾った。通算成績はこれで16戦8勝(うち国内外でG1・4勝)。

※着差はすべて1着馬からのものです。
※人気は日本発売のオッズで表記しています。