ワイルド・スピード登場人物「ハン」 劇中で食べていたのは「柿の種」と判明 直接プレゼントしてみた
ハンはこれまでどんなお菓子を食べてきた?text:Kumiko Kato(加藤久美子)
映画ワイルド・スピードシリーズで人気のキャラクター「ハン」はシリーズ初出演の「ワイルド・スピード×3TOKYO DRIFT」を含め、何度かスナック菓子をカッコよく食べる姿で登場している。
【画像】オレンジ×黒のボディカラー 劇中RX-7を製作したヴェイルサイド内部に潜入!【独自】 全63枚
いつも何かを食べているイメージ? と言えなくもないが、理由はヘビースモーカーだった彼が禁煙に成功して、手持無沙汰になってしまった代わりにスナック菓子を持ち歩くようになったという背景もある。

映画ワイルド・スピードシリーズで人気のキャラクター「ハン」。何度かスナック菓子をカッコよく食べる姿で登場している。
ハンはこれまでシリーズの中でどのようなお菓子を食べてきたのだろうか?
ワイルド・スピードに関するブロガーの「でょお(@dyo_blog)」さんのブログ「でょおのFURIOUSなBLOG」に詳細が記されている。
1 ハローパンダ 明治製菓
「ワイルド・スピード TOKYO DRIFT」で食べていたお菓子は「HELLO PANDA(ハローパンダ)」というスナック。
中にチョコレートが入っていて、いわば明治製菓版のコアラのマーチのようなお菓子だ(発売はコアラのマーチよりも5年早い)
日本では販売終了しているが近年、日本のコストコで販売されていたことが確認されている。
2 おにぎりせんべい
同じく「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」で「おにぎりせんべい」を食べてるシーンが確認できる。
女の子を両手に抱えて登場するシーンでは、隣の女の子がおにぎりせんべいを持っている。
3 Seabrook Crisps Sea Saltedシーブルックチップスの海塩味
「ワイルド・スピードEURO MISSION」で食べていたお菓子は「Seabrook Crisps Sea Salted」(シーブルックチップスの海塩味)である。
こちらは現在も販売されており、アマゾンなど通販でも入手可能だ。
そして日本では8月6日に公開された9作目となる最新作「ジェットブレイク」ではハンがファミリーと再会する重要なシーンでオレンジ色の小袋を手に持ちながらこれまたカッコよく登場する。
この小袋はいったい何なのか?
ハンが手にしているのは亀田製菓の柿の種
再会シーンの他にも、オレンジと黒のトヨタGRスープラと共に撮影されたポスターでも手に同じオレンジ色の小袋を持っている。
どうやらこらは「柿の種」のようだ。

ハンが手にしているのは亀田製菓の「柿の種」であることが、東宝東和宣伝部によって明らかにされている。
東宝東和宣伝部宣伝プロデューサーである佐藤大典氏もシネマトゥデイの公式ライブインタビューの中で、「なぜ柿の種が選ばれたのかはわからないが、食べているのは亀田製菓の柿の種である」ことを明らかにしている。
また、柿の種や小袋の色がオレンジ色であることでハンと共に登場するトヨタGRスープラや、そのベースとなったマツダRX-7 Fortune(TOKYO DRIFTでのハンの愛車)のボディカラー(オレンジ)に合わせたのではないか? という憶測もされていた。
なお、RX-7 Fortuneのデザインはヴェイルサイドによるが、黒とオレンジのボディカラーは「夜の走行シーンが多いので暗いところでも映えるオレンジで」というユニバーサルからの指定である。
柿の種とハンとの関係について様々な推測をしていたところに、なんと! ハンことサン・カン本人に会えるチャンスが突如、浮上してきた。
そのチャンスは第16回JCCS(日本旧車集会)という日本車が多く集まるイベントの場だ。
筆者は10月末から諸々の取材のためアメリカに滞在予定であったが、その中には10月30日に開催されるJCCSも予定されていた。
9月中旬に行われたGReddyパフォーマンス(以下GPP)のインスタライブで、ハンことサン・カンが第16回JCCS(日本旧車集会)にて自分の愛車「Fugu Z」(ダットサン240Zをベースにした改造車)を出展すること、KAIDO★HOUSEジュン・イマイ氏やGPP代表住野氏らと共にGReddyブースを訪れる予定があることなどがサン・カン本人の口から伝えられた。
JCCS会場でサン・カンに柿の種を渡せるのか?
その後、JCCSの公式ページにおいてもサン・カンの来場が公表されていたので、会場でサン・カンに会える可能性がイッキに現実味を帯びてきた。
是非、本人に「柿の種」に真相を聞いてみたい!

サン・カンに手渡しする為に、「柿の種」と「萩・井上のふぐ煎餅」を筆者は購入した。 加藤博人
日本を出国する前に柿の種をできるだけ色々な種類買い集め、また隠し玉として筆者の実家がある下関の銘菓「萩・井上のふぐ煎餅」も持参することにした。(もちろん、Fugu Zにちなんだお土産)
Fugu Zの「Fugu」とは高級魚ふぐのことである。
高級魚であるとともに、猛毒を持った魚であることから調理には特別な免許が必要だ。
「Fuguは資格を持った人が正しく調理をしないと命を落とすこともある。クルマも同じでどんなにハイパフォーマンスな仕様に改造しても知識と技術を持った人がちゃんと作らない誰かの命を奪う危険がある」
このような思いからサン・カン本人が「Fugu Z」と名付けた。
そしてサン・カンに会って柿の種を渡せる(かもしれない)10月30日当日を迎えた。
たくさんのファンに囲まれて近づけず……
筆者がJCCSに行くのは今回が初めて。
今年のJCCSは、それまでのロングビーチから場所を変えて、大谷翔平選手が所属する「MLBロサンゼルス・エンジェルス」のホーム「エンジェルスタジアム」での開催だ。

サン・カンの白い日産フェアレディ240Z「Fugu Z」 加藤博人
来場者1万人超の非常に大きな日本車イベントである。
GPPブースを訪れたところ、ホットウィールのカリスマデザイナーとして活躍したあと、自らのミニカーや1/1カスタムカーのブランド「KAIDO★HOUSE」を立ち上げ話題のジュン・イマイさんのサイン会が行われていた。
またブースの前にはサン・カンの白い日産フェアレディ240Z「Fugu Z」が展示してある。このFugu Zをホットウィール化したのもジュン・イマイ氏で一時は世界的な品薄状態となるほどの人気を博した。
そうこうしているうちに、サン・カンの姿が目に入ってきた。この日登場することを知っていたファンも大勢いたのだろう。
たくさんのファンに囲まれていてサインや写真撮影に応じており、なかなか近づけず……。
GPP代表の住野氏がブースに戻って来られたのでお願いしてサン・カンを呼んでいただくことができた。
柿の種以上に、「ふぐせんべい」が大ウケ!
5〜6分程度ではあったが、サン・カン本人に柿の種数種類(ノーマル、減塩、梅しそ、七味マヨなど)とFugu Zにちなんだ「萩・井上のふぐ煎餅」を手渡しすることができた!
そして柿の種が採用になった経緯などについて答えてくれた。

サン・カン本人と、筆者の息子で通訳撮影担当の加藤博人。 加藤久美子
「撮影現場には色々なお菓子が用意されていて、その中に柿の種もあったよ。どれにするかを選ぶのは自由だったから、僕は柿の種を選んだんだ」
「僕はピーナッツが好きなので、ピーナッツが入ったお菓子に目が行ってしまうね(笑)」
「柿の種はピーナッツとクラッカー(柿の種)のバランスがいいね。とてもおいしいと思う」
「柿の種のいいところは食べやすいってことかな。油や塩分で手が汚れないし。ポケットに入れていても触っただけで柿の種とピーナツであることがすぐわかる。上に放り投げて食べることもできるし」
と言いながら、サン・カンは柿の種の袋を豪快に破り、ピーナツを放り上げて口に入れた! これはたぶんかなり貴重な柿の種シーンである。次回作で採用されるかも?
ところで、柿の種の製造元である亀田製菓(本社:新潟県新潟市)はこの件をどのように思っているのだろうか? 担当者に電話で聞いてみた。
亀田製菓「大変驚いています」
「大変驚いています。世界的な人気作品に柿の種を採用頂きとても光栄に思っています」(亀田製菓担当者)
ちなみに、亀田製菓の柿の種はアメリカに向けた正式な輸出はしていないそうだ。

Fugu Zのドアを開けて運転席と助手席の間にふぐ煎餅を置いてご満悦のサン・カンであった。 加藤博人
「どなたかが日本から持ち込まれたか? 日系スーパーなどで購入されたのではないでしょうか?」
「日系スーパーや日本食を置いてある食料品店などで少量が販売されていることはあるかもしれません」とのことだった。
なお、もう1つの「ふぐ煎餅」も大評判だった。パッケージに「ふぐ」のイラストが描かれていることからわかりやすかったようで、サン・カンに渡したところ「わお! すごい! ふぐのお菓子なの? ありがとう! Fugu Zの中に置きに行こう!」といって、展示スペースの方に歩き始め私たちも慌ててついて行った。
多くのファンがサン・カンの登場に驚き、歓喜ムードが高まる中、Fugu Zのドアを開けて運転席と助手席の間にふぐ煎餅を置いてご満悦のサン・カンであった。
薄いおせんべいなので、放りながら食べることは出来なさそうあるが喜んでもらえて何よりである。
ということで柿の種登場の正確な理由ははっきりとは分からなかったが、サン・カンが「色々なお菓子の中から柿の種を選んだ」という事実は本人の口から伺うことができた。
数種類用意した柿の種。どの風味が好みだったのか? またぜひ聞いてみたい。
