アメリカで4〜7歳の子どもを対象に行われた調査の結果、「ホットドッグやベーコンは野菜」だと思っている子どもの割合が約40%であるといった、「基本的な食品知識の誤解」があることが判明しました。

Children are unsuspecting meat eaters: An opportunity to address climate change - ScienceDirect

https://doi.org/10.1016/j.jenvp.2021.101705

ファーマン大学の心理学者であるエリン・ハーン氏は、動物性食品ではなく植物性食品を食べることが「気候変動を改善すること」に役立つと考察。将来的な気候変動を見据え、子どもたちの食に関する知識を調査しました。

調査対象となったのは、アメリカの大都市圏に住む4〜7歳の子ども176人。ハーン氏は「食べ物の写真を見せて、それが植物由来なのか動物由来なのか選ばせる」「食べ物と食べ物以外の写真を見せて、それが食べてもいい物かどうかを選ばせる」という2つの調査を行いました。



その結果、牛乳を除く全ての動物性食品が、少なくとも30%の子どもたちに誤って認識されていたことが判明。その割合は、ハンバーガーで36.36%、ホットドッグで39.77%、ベーコンで40.91%でした。ハーン氏は「名前に動物の名前が入っているチキンナゲットでさえ、30%以上の子どもが植物由来だと判断しました」と記しています。また、フライドポテトの由来を誤った子どもが最も多く、その割合は46.59%でした。

食べてもいい物かどうかを選ばせるという調査では、オレンジを「食べてはいけない」、ネコを「食べてもいい」と分類した子どもの割合は約5〜6%。ウシやブタ、ニワトリを「食べてはいけない」と判断した子どもの割合は約70〜80%でした。

ハーン氏は「子どもたちが動物性食品について誤解している理由の1つとして考えられるのは、親が『肉がどこから来るのか』について子どもと話すことをためらっているということです。親は、食肉解体に関する知識を子どもに伝えてしまうと、子どもが肉を食べることを拒否するかもしれないという懸念を抱いていることもあります」と述べました。

しかし、ハーン氏は「動物性食品に関する知識を欠いていると、動物に対する道徳的判断が低下する可能性があります。動物性食品の由来に関する情報を控えたり歪めたりすることは控えるべきです」と指摘しました。