Check Point Software Technologiesは2021年11月11日(米国時間)、「October 2021’s Most Wanted Malware: Trickbot Takes Top Spot for Fifth Time - Check Point Software」において、2021年10月のマルウェアランキングを発表した。

Check Point Software Technologiesより発表された2021年10月のマルウェアランキングは次のとおり。

October 2021’s Most Wanted Malware: Trickbot Takes Top Spot for Fifth Time - Check Point Software


2021年10月は、モジュール型ボットネットおよびバンキングトロイの木馬である「Trickbot」が1位を継続し世界の4%の組織に影響を与えている点、「Apache HTTP Server Directory Traversal」が悪用されている脆弱性トップ10に入った点が注目される。

2021年1月にEmotetがシャットダウンされて以来、それに代わるマルウェアとしてTrickbotが上位にあり続けている。Trickbotは常に更新されており、新しい感染経路で増加を続けている。柔軟な機能を備えており、さまざまなサイバー攻撃に使われる状況が続いている。

Apacheのセキュリティ脆弱性の利用がトップ10に入った点にも注意が必要。これはサイバーセキュリティ攻撃アクターの動きが迅速であることを示している。