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今週19日にはうわさ通り新型MacBook Proが発表され、新たなAppleシリコン「M1 Pro」および「M1 Max」もお披露目されました。すでにM1 Proのマルチコア性能はM1の2倍、あるいはM1 MaxのGPU性能はPS5よりも高い可能性を示すベンチマーク結果も登場していますが、26日の正式発売後に検証されることを待ちたいところです。

次期MacBook Airの画面にもノッチ?から第3世代iPhone SEは側面Touch ID?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。

2022年発売の新型MacBook Air、画面にノッチがあるとのウワサ

次期MacBook Airは薄くて軽くて白ベゼル、ミニLED画面で「わずかに」高くなるとのウワサ

Ian Zelbo

次期MacBook Airは2022年発売との予測が有力となっていますが、デザインも一新が噂されており、続報も次々と届けられています。

1つは画面にノッチ(上部の切り欠き)があるということ。新型MacBook Proの正式発表前に飛びかった「ノッチがある」との予想は信ぴょう性が疑われたものの、実際は的中。その予想を発信していた人物が、次期MacBook Airに関しても同じくノッチがあると述べているしだいです。

その中国リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Ty98氏によると、MacBook Airは従来のウェッジ型(分厚めの背面から手前にかけて薄くなるくさび型)を廃止して「非常に丸くて軽い」デザインになるとのこと。

かたや、14インチと16インチMacBook Proに同じチップが搭載されることを当てたDylandkt氏は、次期MacBook Airの製品名が単に「MacBook」になるかもしれないとツイート。さらに(Proと同じく)MagSafe充電コネクタや1080pのWebカメラが積まれ、外部ディスプレイは2台接続可能になりつつも、現行モデルのファンレスは引き継がれるとの趣旨を語っています。

また画面はミニLEDになる可能性は高いがリフレッシュレートは60Hz(最大120HzのProMotionとはならない)、Face IDの採用もなし。そうした強化が施されることで、価格は現行モデルより「わずかに高くなる」と予想されています。

新型MacBook Proは価格がプロフェッショナル向きに振り切った感もありますが、MacBook Airは普及モデルとして少しサイフに優しい製品となるのかもしれません。

無線イヤホン「Beats Fit Pro」まもなく発売?ノイキャンやヘイSiri対応、Androidでも使いやすい噂

9to5Mac

19日の「パワー全開」イベントでは第3世代AirPodsや「Apple Music Voice Plan」など、音楽関連製品やサービスにも重きが置かれていました。その流れにあるのか、Beatsブランドの新型ワイヤレスイヤホンが間もなく発売されるとの噂話です。

この「Beats Fit Pro」はApple H1チップを搭載し、アクティブノイズキャンセルやヘイSiri機能も使えるとのことです。また外部音取り込みモードやAdaptive EQといった、AirPods Proを思わせる要素も利用できるもようです。

その一方でAirPodsシリーズとの違いは、Androidとの親和性を高めていること。先行したStudio Budsと同じく、Beatsアプリを通じてクイックペアリングやカスタムコントロールもできると伝えられています。

本製品は11月1日の週(〜6日)に発表され、数日後に出荷が始まる予定とのこと。Beats Studio Budsは第3世代AirPodsよりも価格が控えめとなっていますが、AirPods Proとほぼ同等の機能+Androidとの相性もよさそうなBeats Fit Proがおいくらになるか気になるところです。

ミニLED採用の27インチiMac、2022年初めに発売の噂。小型版Pro Display XDRも準備中?

Apple

現行の27インチiMacは昨年8月に発売されたばかりで、インテル製チップ搭載Macの中では最も新しいカテゴリーに属しています。しかしアップルが2020年6月から2年かけて全MacをAppleシリコンに移行すると公約している以上、遠からずモデルチェンジが行われると予想されます。

そんななか、次期27インチiMacはミニLED画面を搭載して2020年初めに発売されるとの噂話が伝えられています。情報の発信源はディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏であり、iPad mini(第6世代)の画面サイズが8.3インチになることや、新型MacBook Proのディスプレイが120Hzのリフレッシュレートだと的中させたばかりです。

Young氏いわく、「新型27インチiMacの画面は24Hz〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応」し、「2022年第1四半期に発売」されるとのことです。アップルがiMacラインナップを更新するとの予想は今年初めにBloombergが報じており、そのうち24インチiMac(21.5インチの実質的な後継モデル)は5月に発売済み。また27インチよりも「大きな」画面を持つiMacを準備中とのウワサもありました。

24インチiMacはMacBook Airや13インチMacBook Proと同じM1チップを搭載しましたが、27インチモデルはどういう選択となるのか。先日発表された「M1 Pro」や「M1 Max」なのか、あるいは次期MacBook Airに搭載が予想される「M2」チップなのか、続報を待ちたいところです。

Apple Music、まもなく「ゲーム機」で利用可能に?公式サイトに手がかり

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すでにApple TV+はサムスン製テレビでも視聴できるなど、アップル提供サービスはプラットフォームの垣根を越えて広がっています。そうした一環として、Apple MusicがまもなくPS5やXbox Series X|Sなどゲーム専用機でも利用可能になりそうな手がかりがいくつか発見されました。

まず1つは、PS5の音楽メニューにApple Musicのアイコンが見つかったこと(アプリの提供はまだ)。もう1つはアップル自らがAirPodsやBeats製品を買った人向けのWebページで、Apple Musicが利用できる機器として「ゲーム機」に言及していたことです。

Apple TV+アプリはPS4やPS5、Xboxファミリーにも提供中であり、そこにApple Musicが加わるのは自然なことにも思われます。が、その一方でNintendo Switch上で利用できるアップル製サービスがないのが少し気になるかもしれません。

第3世代iPhone SEはXRがベースで側面Touch ID、最後の液晶モデルになる噂

Apple

廉価モデルiPhone SEの第2世代が発売されてから、はや1年半。初代から第2世代までは3年以上の間隔がありましたが、すでに「第3世代モデルが2022年の早い時期にリリースされる」との予想は有力となりつつあります。

ほとんどの噂が第2世代とほぼ同じデザインと示唆しているなか、「第3世代SEはiPhone XRのようなデザインとなる」との観測が報じられました。中国サイトMyDrivers情報では、液晶画面はXRから引き継ぎつつ、側面ボタンにTouch IDを内蔵(第4世代iPad Airや第6世代iPad miniと同じ)、iPhone 13シリーズと同じA15 Bionicチップや5G接続機能を搭載するとのことです。

第2世代SEはiPhone 8(2017年発売)をベースとしていたため、もしも第3世代のベースがiPhone XR(2018年発売)であれば、デザインが1年ほど新しめとなりそうです。なおアップルが過去の上位モデルをいろいろ流用するのは通常営業ではあります。

今年のiPhone 13シリーズでは画面内Touch IDを期待する声があったものの(アップル社内でテストしたとの報道も)実現せず、フラッグシップモデルについては2023年まで待ちとのアナリスト予測もあります。

iPhone XRのような6.1インチの全画面デザインで、マスクしながら指でロック解除できる第3世代SEが投入されるならば、大いに好評を呼ぶことになりそうです。