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アップルの廉価モデルiPhone SEシリーズにつき、第3世代が2022年春に発売されるとの予想は何度か報じられてきました。そんななか、iPhone SE 3(仮)がTouch IDを備えたiPhone XRのようなデザインを採用し、液晶ディスプレイを搭載した最後のiPhoneになるとの噂話が伝えられています。

中国のテック系サイトMyDriversによると、第3世代iPhone SEのデザインはiPhone XRをベースにしており、側面ボタンに指紋認証のTouch IDを内蔵するほか、液晶ディスプレイ、(iPhone 13シリーズと同じ)A15 Bionicチップ、5G接続などの機能が搭載されるとのことです。また、この製品がアップルにとって液晶ディスプレイを持つ最後のiPhoneになるとも予想されています。

おおかたの噂話では「iPhone SE 3は現行の第2世代モデルのデザインを引き継ぐ」つまりiPhone 8ベースになるとの見方が有力です。たとえば有名アナリストMing-Chi Kuo氏も一度は画面サイズが5.5ないし6.1インチになると述べながらも前モデルと同じデザインになると軌道修正しており、ほかNikkei AsiaやMacお宝鑑定団BlogなどもiPhone 8ベースだと予想しています。

MyDriversもそうした見解とは食い違うと認めつつも、自説が正しいと主張しています。iPhone XRベース、すなわち画面サイズが6.1インチで側面電源ボタンにTouch ID統合説は、かつてKuo氏が述べていたことでもあります。

またMyDriversは、iPhone SE 3は2022年春に発売され、内蔵ストレージは64GB〜で価格は現行モデルと同じ399ドル〜(日本での第2世代は4万4800円(税別)〜)になると報じています。

ちなみにMyDriversは、アップル未発表製品に関して数々の実績があります。iPhone 7 Plusの製品名を「iPhone Pro」としたり、第4世代iPad Airが2021年3月発売(実際は2020年10月)だと示唆したり間違えたこともありましたが、第3世代のiPad Proには8コアの7nmチップが搭載されることや、第4世代のiPad Airの画面が広くなってA14チップが搭載され、Magic Keyboard対応のSmart Connectorが備わっていることを的中させていました。

2022年のフラッグシップiPhone 14(仮)シリーズではminiモデルがなくなり6.7インチの通常モデルが追加されるとも噂されています。もしもiPhone SE第3世代もXRベースで6.1インチ画面となれば、手のひらサイズの新型iPhoneはしばらく途絶えるのかもしれません。

Source:MyDrivers

via:MacRumors