お弁当づくりというと、なんとなく時間も手間もかかるイメージがありますよね。しかし、フードスタイリスト・川崎利栄さんの「3品同時ほったらかし弁当」なら、同時調理で、とにかくラクに完成します! おいしいのに手間も少ないうれしいお弁当です。


鶏そぼろ弁当

同時調理でラクにつくる!「鶏そぼろ弁当」



カロリーが気になるモモ肉や、パサつきが心配な胸肉、どちらも包み蒸しにおまかせを! 蒸気でヘルシーも、しっとりもかないます。

ショウガが効いた鶏そぼろ×優しい甘さの卵は人気の味。同時につくるから、とにかくラク!


●鶏そぼろ弁当




【材料(2人分)】

・鶏そぼろ
・鶏ひき肉 200g

・A[しょうが(すりおろす) 10g しょうゆ 大さじ3 砂糖 大さじ1 酒 大さじ1/2]

・[1人分230kcal]


・卵そぼろ
・卵 2個
・砂糖 小さじ1
[1人分84kcal]


・インゲン(ヘタを取る) 8本
・ご飯(冷ましたもの) 適量


<包み方(幅30×長さ30〜40cmのクッキングシートを2枚用意する)>






【鶏そぼろ】クッキングシートにひき肉を広げてのせ、Aを加えて上の写真のように包む。

【卵そぼろ】クッキングシートの両端をしっかりとねじり、上の写真の形の型をつくる。ボウルに卵を割り入れ、砂糖を加えて混ぜ、型に流し入れる。


【つくり方】

(1) 口を閉じた【鶏そぼろ】と口をあけたままの【卵そぼろ】の包み、インゲンを直径26cmのフライパンにのせて水250〜300ml(分量外)を加え、やや強火で8分ほど蒸す。フライパンから包みとインゲンを取り出す。



(2) 【鶏そぼろ】と【卵そぼろ】をフォークなどでほぐし、インゲンは2cm長さの斜め切りにして冷ます。弁当箱にご飯をつめ、【鶏そぼろ】と【卵そぼろ】、インゲンをのせる。



[弁当1個分571kcal]




【1人分つくるときは…】

各材料の半量を包んで直径24cmのフライパンにのせ、水200mlを加えてフタをし、中火で8分加熱する。蒸し卵と卵そぼろだけは、分量を減らさず、卵2個のままつくる。

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【川崎利栄さん】



フードスタイリスト、フォトスタイリスト。夫、息子たち、義両親の7人家族。家族のためにお弁当を5000個以上つくった経験を生かし、著書『朝8分ほったらかし弁当
』(世界文化社刊)などを出版。