掃除のプロの間でも、注目度の高い「オキシクリーン」。家じゅうの汚れを手間なく落とせる最強の洗剤です。自身も愛用しているという家事大好き芸人の家事えもんさんに、その効果的な使い方を教えてもらいました。手間をかけずに汚れが落ちる感触は、やみつきになりそう!

水回りの掃除はおすすめ洗剤でほったらかし!



つけおきしてほったらかすだけでこすり洗い不要のオキシクリーンや、2度ぶき不要で手軽に使える洗剤など、効率のよい洗剤を味方に! 水回りの手強い汚れもラクに落とせます。

●冷蔵庫パーツやまな板、洗面所グッズなどはオキシづけですっきり!




まずはオキシ液をつくります

「冷蔵庫内のパーツやプラスチックのまな板、歯ブラシ立てなどの洗面小物は、“オキシづけ”で、ピカピカに!」


キッチンのシンクなどにオキシ液をつくり、きれいにしたいものを入れて約1時間ほったらかし、洗い流せばOK。


・オキシクリーン1500g ¥1518(グラフィコ)
※金属製品や建材、設備機器等によっては酸素系漂白剤を使用してはいけない場合があります。金属製品や建材、設備機器等の取扱説明書を事前に確認してから、用量を守って使用してください。

【基本のオキシ液のつくり方】



用意するもの
・オキシクリーン
・バケツなどの容器
・40〜60度の湯
・ゴム手袋
・スプーンやブラシなど混ぜるもの

(1) 40〜60℃の湯を用意

シンクや容器に湯を注ぐ。給湯器で設定できるなら60度がベスト。ただし、60℃の湯はやけどする可能性があるので、注ぐときは十分に注意を!

(2) オキシクリーンを入れてよくかき混ぜる


(1)の湯にオキシクリーンを入れ(湯4Lに対して付属スプーン1杯が目安)、スプーンやブラシなどで混ぜる。オキシ液に直接触れると手荒れを起こすことがあるので、使用する際はゴム手袋をすることを忘れずに。

【オキシづけのPOINT】



・排水口をふさいでシンクで直接!


シンクの排水口のカゴをポリ袋で包んで結んでふさぎ、湯をためます。シンクには2Lのペットボトルが何本ぐらい入るかを考えて湯の量の目安を測り、4Lにつきスプーン1杯のオキシクリーンを加えます。

・コンロの五徳はポリ袋で区分けを


コンロの五徳など、汚れがひどいものを一緒にオキシづけするときは、ポリ袋にオキシ液をくんで五徳を入れ、蛇口などに結びつけます。
「こうして液が混ざらないようにする“おでん方式”で一気にきれいに」

●こんな汚れもオキシづけでほっとくだけ!



・子どものガンコな食べこぼしや泥汚れもゴシゴシ洗わなくてOK


食べこぼし汚れは中性洗剤をつけて

食べこぼし汚れは食器用洗剤をつけてブラシなどで軽くたたいてから、泥汚れは乾いている状態で軽くブラシで汚れを落とします。


あとは、約1時間オキシ液につけるだけ! 洗濯機ですすぎ、脱水して干せばきれいに落ちます。

・汚れたゴミ箱もオキシづけでにおいも汚れもさっぱり!


においや汚れが気になるゴミ箱も、プラスチックやステンレス製のものなら、浴室などでオキシ液を直接入れて約1時間おき、洗い流せばきれいに。
「フタも外せる場合は外して一緒につけるとさっぱりしますよ」

●超電水クリーンシュ!シュ!なら2度ぶきいらず




成分は水のみなのに、特殊な技術で電気分解してアルカリ性にすることで、油汚れもよく落ち、除菌効果も。
「テーブルもコンロ回りも、シュッと吹きかけてクロスでふき取るだけ。2度ぶきいらずで気軽に使えます」


・超電水クリーンシュ! シュ! Lボトル 500L ¥1078(ケミコート)
※素材等によっては使用できない場合があります。ボトルに書かれた注意書きを事前に確認してから使用してください。

つけおきで汚れが落とせるオキシ漬けなら、面倒なときにもぴったり! 水仕事もつらくない今の季節こそ、汚れをすっきり取り去って、きれいなお部屋を目指しましょう。

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【松橋周太呂さん】



「家事えもん」の愛称で親しまれる家事大好き芸人。掃除検定士5級、ジュニア洗濯ソムリエ、調味料検定士の資格をもつ。著書に『ほったらかし掃除術
』(SBクリエイティブ刊)