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HoneyWorksのサポートボーカリストとして活躍してきたHanonとKotohaによるハコニワリリィは、圧倒的な歌唱力を高く評価されているHanonと、透き通ったキュートな歌声ですべての人を魅了するKotohaの異なる個性がシンクロする、魅力的なボーカルユニットだ。

そんなハコニワリリィが9月1日にアニメ『SDガンダムワールド ヒーローズ』第2クールのEDテーマ「コガネゾラ」でついにメジャーデビュー!メディア取材は初めて!という二人に、ハコニワリリィの生い立ちと1stシングル「コガネゾラ」収録楽曲について、たっぷり語ってもらった。

ハコニワリリィが結成されるまで



――ハコニワリリィが単独でインタビューを受けるのは、これが初めてだそうですね!

Hanon そうなんです!私たち、YouTubeやSNSで生配信をしたり、サウンドプロデュースをしてくださっているHoneyWorksさんの生配信に出させていただいたり、声のおしゃべりをお届けする機会は多いんですけど、メディアでインタビューをしていただくのは本当に初めてで。

Kotoha えっと……あの……めちゃめちゃ緊張しています!!

Hanon 二人ともガチガチです(笑)。

――(笑)元々ハコニワリリィは、HanonさんとKotohaさん、それぞれが歌の配信者として活動をスタートされて、ハニワことHoneyWorksのサポートメンバーとしても活躍されていますね。

Hanon はい、正式にHoneyWorksさんのサポートになったのは最近のことなのですが、私は2018年からゲストボーカルとして、ハニワさんの楽曲を歌わせていただいて、私の1年後にことちゃん(Kotoha)が……。

Kotoha はい。私は2019年の“ハニワの日”(8月28日)のHoneyWorksさんの生配信で、Kotohaとして出演させていただいて。

Hanon 元々は別々に配信を中心に活動をしていた二人を、ハニワさんが結び付けてくださったんです。二人で色々な曲を歌っていきながら、改めて正式なユニットとして活動しよう!とハコニワリリィができました。

――HoneyWorksはハコニワリリィの生みの親的な存在なんですね。

Hanon はい、とても大きな存在ですね。Hanon、Kotohaとして活動させていただけているのもHoneyWorks さんがきっかけですし、デビューまでずっと支えてくださっていますし。

Kotoha 私は、小さい頃からずっとハニワさんの曲に触れながら育ってきましたし。

Hanon お互いそうだよね。私もハニワさんに声をかけていただいたきっかけは、チコハニ(CHiCO with HoneyWorks)さんの曲のカバーだったし。

Kotoha 私もそうでした。ハニワさんのカバーを歌わせていただいたのがきっかけです。

――あまり話す機会もなかったかと思いますが、HoneyWorksメンバーのGomさん、shitoさん、ヤマコさんは二人にとって、どんな方々ですか?

Hanon えー、どう言ったらいいのかな?

Kotoha 難しいね……私はずっと歌い手としてのGomさんの大ファンだったんですけど、ハニワさんの制作に参加させていただいてからはなんでも相談できるし、すごく頼れるリーダーだなって感じています。

Hanon shitoさんは、プロデューサー!というイメージが強くて、いつもどっしり構えてらっしゃいます。ライブとか楽曲制作の時にお会いすると、たくさんアドバイスをしてくださいます。

Kotoha そう!参考になるアドバイスを細かくたくさんしてくれるので、すごくありがたいですね。

Hanon ヤマコさんは、すごく話しやすい素敵なお姉様で。お仕事の現場よりも、一緒にご飯を食べたりすることが多いので……まるで女子会?(笑)。

Kotoha あはは、そうだね(笑)。すごく話しやすくて、面白くて優しい方で。

Hanon 趣味の話を色々一緒にさせもらったりね。綺麗だし、憧れのお姉様です。

Kotoha ハニワファミリーの皆さんは、皆さんとても優しくて温かいですね。

――では、HanonさんとKotohaさんはお互いから見てどんな人ですか?

Hanon ことちゃんは……天然!(笑)。ふわふわしてるもん、いつも。忘れ物も多いしね?

Kotoha そうね〜(笑)。

Hanon 実際の年齢もそうなんですけど、私にとってはかわいい妹みたいな存在です。

Kotoha ふふふ(笑)。Hanonちゃんも、ほんとにお姉さんみたいで、すごくしっかり者。音楽活動に対しても真面目だし、私が抜けている部分をいつもカバーしてくれる心強い存在だなって思っています。

Hanon そんなことないんだけどなぁ(照)。

――さっきのお話だと、二人が出会ってから数年ですが、第一印象はまた違ったりしました?

Hanon あ、そうですね。違いました。第一印象は……無口そう。人見知りなのかな?って。

Kotoha うん、人見知りだったと思う。私も最初は、Hanonちゃんになんか話しかけづらかったもん(笑)。

――そんな二人が、今や息ぴったりのユニット活動をしている。よほど気が合ったんですね。

Kotoha はい、ほんとに気が合うんですよ。第一印象はお互い人見知り同士だったんですけど(苦笑)、一緒にライブに出たり、歌を歌ったりするうちに、Hanonちゃんならこれからも一緒に行って行けるなって安心した覚えがあります。

Hanon だって1年以上前から、一緒に住んでますからね(笑)。もう夫婦みたいな感じ。お互いが嫁、みたいな存在になっています(笑)。

――ケンカもしない?

Hanon 全然しないですね。たまに、間違えて相手の買い置きを食べちゃった!とかはあるけど(笑)。

Kotoha 家事の分担も、お互いが気づいたときにやる感じで、なんとなく担当が決まっているから、あれやって、これやって!とかもないよね。

――今、二人が話しているのを見ても、本当に仲良しですよね。好きな音楽も趣味が合っている?

Hanon 聴いてきた音楽は全然違っていて……(笑)。私はLiSAさんやアニソンがすごく好きだったし、J-POPもロックバンドも、色んな歌、幅広いジャンルを聴いたり歌ったりしてきたんですけど……。

Kotoha 私はあまり、アーティストさんのことは知らなくて、ボーカロイドばかり聴いて育ってきたんです。でも、Kotohaとしてオリジナル曲を歌うことになると表現力が必要になるので、それを色んな人から吸収したくて、色んな人の歌を聴くようになりました。最近だとYOASOBIさんとか、ヨルシカさんとか。

Hanon そう、最近だよね。だから音楽の話はあんまり合わなかったんです。だいたい、私が「このアーティストさんいいよ!」ってお薦めすると、「初めて知った!」ってことちゃんが言ってたりして(笑)。

Kotoha 音楽的な背景って、意外と全然違いますね(笑)。

Hanon、Kotohaが語るお互いの魅力



――ボーカルスタイルや声質もHanonさんとKotohaさんでは違いますよね。お二人はお互いのボーカルのどこに魅力を感じてますか?

Hanon ことちゃんは、天性のモノを持っていると思います。まず声が素晴らしくて、唯一無二。私にはない輝くものがあると思うんです。

Kotoha ええっ……(照)。

Hanon ことちゃんは、元々のしゃべり声がかわいいから、かわいいイメージが強いんですけど、歌い方はかっこいい。フェイクを入れたり、テクニックもすごくて、かわいいだけじゃない良さがあると思うんですね。そんなキュートな声の女の子が、ロック系だったり、ちょっと治安悪そうな(笑)、歌詞を歌うのがいいなと思う。そこが大好きですね。

Kotoha 嬉しい!

――Kotohaさんから見たHanonさんの歌は?

Kotoha Hanonちゃんは、本当に歌が上手で!私は曲にニュアンスを付けて歌うのが苦手なんですけど、Hanonちゃんはそういうのもすごく上手なんです。だから、Hanonちゃんのレコーディングを聴いたり、YouTubeの個人チャンネルに投稿されている動画を観たりして、「ここの表現、すごく素敵だな」ってたくさん教えてもらってます。

Hanon それはお互い様だよね。ハコニワリリィのレコーディングでも、「どう歌うのがいい?」とか、「こっちとあっち、どっちの歌い方がいいと思う?」とか相談しながらやっています。

Kotoha 私たちのボーカルレコーディングは、同じ日の同じ時間帯に一緒にやるから、よく二人で控え室で相談しています。

――スタイルや声質が違うのに、一緒に歌うと親和性がすごく高いのがユニットとしての魅力でもありますよね。

Hanon それはすごく思います。

Kotoha そう。全然方向性が違うのに、同じ曲を歌うとお互いの声が馴染んでシンクロするのが、すごく不思議だし、素敵だなと前から思っていました。

Hanon 私たち二人をユニットで……と最初に考えてくださったのはGomさんなんですけど、キャラクターも声も歌のタイプも違う二人だからいいんだとおっしゃっていた気がします。

――そんなハコニワリリィは、ユニット名もとても個性的でかわいらしいですね。

Kotoha Hanon ありがとうございます!!

――どうやってつけられたんですか?

Kotoha Gomさんたちと一緒に考えていったんですけど、最初にHanonの「ハ」とKotohaの「コ」で「ハコ」という言葉が浮かんで。

Hanon 私たち二人の世界観を作りたいね!ということでお庭の「ニワ」をつけて。

Kotoha 私たちのお庭をみんなに紹介したい、みたいな意味で箱庭=「ハコニワ」という言葉ができたんです。去年の12月にHanon×Kotohaとしての1stワンマンライブ“ストレリチア”を品川インターシティホールでやらせていただいたんですけど、そのときもお庭感のあるステージセットを作っていただきました。

Hanon そして、私たちのイメージカラーがピュアさを意味する白で、モチーフとなるお花も純白の百合=「リリィ」なので、それをプラスしてハコニワリリィにしました。ぜひ “ハコリリ”と呼んでほしいです!

――ハコニワリリィという名前の中には、密かに「ハニワ」の文字も隠れていますね(笑)。

Kotoha そうなんですよね!(笑)。全然意図してなかったんですけど、偶然にもご縁がある名前になって良かったなと思います。

ハコニワリリィ待望のメジャーデビューシングル「コガネゾラ」



――そんなハコニワリリィが、9月1日リリースの1stシングル「コガネゾラ」でついにメジャーデビュー。決まったときはどう思いました?

Hanon 「ついに!」という気持ちもありつつ、「もう?」という気持ちもありつつで!

Kotoha メジャーデビューのお話は“ストレリチア”のライブのあと、今年の頭くらいに聞いたんです。

Hanon 「来年、2022年の春くらいにはデビューしたいね!」みたいな話は前からしていたんですけど……。

Kotoha 「今年の夏になったよ!」って言われて。

Hanon 「え?まだ心の準備できてない!」って(笑)。

――しかもデビュー曲がアニメ『SDガンダムワールド ヒーローズ』第2クールのEDテーマですからね。『SDガンダムワールド ヒーローズ』は、ガンダム公式YouTubeチャンネル「ガンダムチャンネル」で配信されている作品なので、全国のアニメファンが観てくださいますしね!

Kotoha そうなんです。「夏になったら、私たちの歌がテレビで流れちゃうの!?」って、すごくびっくりしました(笑)。

Hanon しかもあの『ガンダム』シリーズの!……すごいことですよね。

Kotoha うちの家族も全員がガンダムを知っているので、『SDガンダム』の主題歌を歌わせてもらえることになったよ!って報告したら、すごく喜んでくれました。アニメには詳しくない、うちのおばあちゃんもガンダムは知っているから。

Hanon うちもそうです。ガンダムを知らない人はいないから、すごく喜んでくれました。私もあまり詳しくはないんですけど、『ガンダムOO(ダブルオー)』は観たことがあったので、親しみもあって。自分でも、シリーズ作品に参加できるなんてすごい!と感激でした。

――「コガネゾラ」が流れた初回の配信は、二人で観たんですか?

Hanon はい、家で二人で。すごく緊張しましたね。

Kotoha すっごい無口になっちゃって(笑)。観ていると、エンディングが近づいてくるのがわかるじゃないですか。ドキドキドキドキして、「あと5分で終わるんだけど、どうしよう?」みたいな感じで……。

Hanon 最後のほうは、あんまりお話が頭に入ってこなかったです(笑)。

Kotoha しかも、初回配信はプレミア公開なので、ファンの方が書き込んだコメントがリアルタイムで観られるんですね。それにもすごく緊張したんですけど、「コガネゾラ」が流れて「エンディング良かった」とか「ハコニワリリィ、覚えたぞ」とか書いてくださっている方がいて、ものすごく嬉しかったです!

Hanon テレビで観るアニメとはまた違う、すごく貴重な経験をさせてもらいました。

――そんなふうにガンダムファンの皆さんにも覚えてもらったハコニワリリィのデビューシングル「コガネゾラ」。カップリングを含めて全曲、アレンジにHoneyWorks、作詞・作曲はMARUMOCHI BOYSとクレジットされていますが、MARUMOCHI BOYSとはどんな方々なんですか?

Hanon はい、MARUMOCHI BOYSは、Gomさんが中心のクリエイターチームの名前です。今まで、Hanon×Kotoha名義でリリースしてきたインディーズ作品にも、MARUMOCHI BOYS名義で楽曲を提供してくれていました。

――なるほど。その「コガネゾラ」はシンプルなバンドサウンドにのせて、お二人の力のこもったボーカルが切ないメロディを歌い上げる、胸を締め付けられるような楽曲。受け取ったとき、どう感じました?

Hanon かっこいい曲だなと思いました。EDテーマと聞いていたので、しっとりした雰囲気の曲になるのかな?と思ったんですけど、ガッツリとかっこいい系の曲で。

Kotoha そうなんですよね。私たちらしさがありつつ、ガンダムらしい力強さも入っていて。

Hanon こういうタイプの曲は今まで歌ってこなかったので、新しいハコニワリリィが見える楽曲になるなと思いました。歌詞も『SDガンダムワールド ヒーローズ』という作品の中で描かれている、友情が大きなテーマになっているんですけど、登場キャラクターの関係性に沿った内容でありつつ、ハコニワリリィとしての深い友情、二人でこれから一緒に進んでいくんだ!という気持ちもシンクロしているんです。ライバルでもあるし、一緒に頑張っていく仲間に向けた気持ちが、すごく見える曲だなと思いました。

Kotoha 『SDガンダムワールド ヒーローズ』の仲間たちの曲ではあるんですけど、私たちのスタートにもぴったりな歌詞だなと思います。

――一番共感できたフレーズはどこですか?

Kotoha 2番の“2人で一つになる瞬間に 薄明の光線が瞬く”ですね。このフレーズは、私たちに重なる部分が一番強い部分じゃないかなと思いました。

――仲間との友情を歌ったこの曲を歌う上でこだわったことは?

Hanon レコーディングではフレーズ1つ1つにニュアンスを込めて、込められた思いや気持ちをしっかり歌おうと思いました。特にサビは、力強い中に感情を込めなければいけないのが難しかったです。

Kotoha 寂しいところは寂しそうなニュアンス、力強いところは力強くバーンと入るように、ですね。

Hanon あと苦労したのは英語の歌詞の部分で。ちょっとロックな感じで、“かっこよさマシマシ”でと、Gomさんに言われました(笑)。

――さっき、声質や歌い方が違う二人なのに、一緒に歌うと声がシンクロするのがハコニワリリィの魅力だと言いましたが、「コガネゾラ」は時々、二人のどちらが歌っているのかわからないときがあるんですよね、ものすごくシンクロ率が高くて、そこも新しい魅力かなと。

Hanon あぁ!そうですね、この曲は声質ちょっと似てるよね?

Kotoha そうそう、自分たちでも似ていると思ったよね。

Hanon きっと……この曲は、二人が本当に同じ方向を向いて、同じ想いを込めて歌えたんだと思う。だから自然と声も似ていったんじゃないかな?

Kotoha うんうん、そうかも!



秘密(!)も隠されたカップリング



――そのシンクロ具合もぜひ、フルコーラス聴いて確かめてほしいですね。そしてカップリング曲の「きっと仲直り」は、HoneyWorksらしい若々しい青春ラブソングで……かわいい!

Hanon はい、完全にカップルの楽曲ですね。

Kotoha 私が女の子で。

Hanon 私が彼氏になって掛け合っている、遠距離恋愛ソング。すごくかわいいですよね。

Kotoha すれ違いがすれ違いを重ねてケンカしちゃう、すごくかわいい曲です。

Hanon これはHoneyWorksあるあるなんですけど、歌詞がちゃんと物語になってるんですよね。男の子と女の子の掛け合いもHoneyWorksあるあるだし。

――推しのフレーズはどこですか?

Hanon 私はことちゃんが歌っている、1番サビ前の「男なんてみんなクズだ」のことちゃんがすごく好きです(笑)。

Kotoha どうやって世の女性たちの感情を表現しようか、考えました(笑)。

Hanon 色んなバージョンがあったんですよね。泣きそうになりながら「クズだ〜」みたいな感じで歌うのか。

Kotoha はっちゃけて「クズだー!」って言うのか、色んなパターンを録って、今のちょっとコミカルなかわいい感じになりました。最後は結局仲直りをするので、コメディ寄りのほうが良かったかなと思います。

Hanon 私のパートだと?

Kotoha 2番でHanonちゃんが、男の子の立場で「(なんで!?)」ってセリフを言うんですけど、そのあとの男の子のちょっと抜けた感じ、ネジが飛んじゃってる感じがかわいいんですよね。

Hanon この彼はちょっとおバカなんですよね。彼女のLINEの既読がつかないから、誘拐されたと思っちゃう(笑)。

Kotoha ちょっとおバカな男の子に、女の子が共感してくれたら嬉しいです(笑)。

――「ハコリリ・アニメ盤」のカップリング曲のもう1曲は「泡沫の夢」。こちらはしっとりとしたミドルテンポのバラードで、歌詞も切ない。

Hanon はい、前の2曲とは全然違うタイプの曲ですね。これはもう本当に切なくて……。

Kotoha もう二度と会えなくなってしまった……亡くなってしまった彼を思い出している女の子の歌。感情をどう込めるかが課題だったんですけど、Hanonちゃんは、悲しい歌い方をしつつ、すごく色っぽくて。さすがだなって思いました。

Hanon ことちゃんのウィスパーも、バラードとすごく親和性が高いんですよ。だからすごくこの曲にはまってる。お互いに、まったく違うアプローチで歌っているのも聴きどころだと思います。

Kotoha お互いが思うバラードの歌い方をぶつけた感じですよね。歌い方も全然違っていて。

Hanon 「コガネゾラ」は、あんなに親和性が高かったのにね(笑)。だからこそ、お互いの声がしっかりサビで聴こえてくる。最初と最後は二人でハモっているんですけど、お互いが主旋律のような感じでハモるのはとても珍しいので、そこはぜひ注目してほしいです。

――さらに「Hanon盤」と「Kotoha盤」は、それぞれのソロ曲が3曲目のカップリングナンバーとして収録されています。「Hanon盤」の「お注射しちゃいます」はアコースティックなサウンドがインパクトあるポップでキュートな曲。「Kotoha盤」の「マジェスティックラブ」はロック風のサウンドがインパクトのあるノリのいい楽曲なんですが……もしかして、この2曲ってすごく関連性があったりします?

Kotoha はい!実は姉妹がお互いの視点から歌っている曲なんです。私の「マジェスティックラブ」は妹視点で。

Hanon 私の「お注射しちゃいます」は姉視点で。

Kotoha 姉と妹は、お互いがお互いをすごく大事に思っているんですけど、二人の気持ちがすれ違っちゃって……という、Gomさんが考えられた壮大なストーリーが実は背景にあるんですよね。

Hanon 正直、すごく斬新な設定です。「お注射しちゃいます」は、かわいい曲なんですけど、実は妹に対して姉がブチ切れて、お注射でおしおきしようとしているし(苦笑)。

Kotoha 「マジェスティックラブ」は、そんなお姉ちゃんに対しての妹の気持ちを歌っていて……多分、それぞれの歌詞を読んだだけだと、ストーリーの全体像はわからないかも?(苦笑)。

――それはもう「Hanon盤」と「Kotoha盤」の両方を入手して、一緒に聴いてみるしかないですね(笑)。ソロ曲ということですが、ボーカルでこだわったことはなんでした?

Hanon 「お注射しちゃいます」はちょっとヤバめの歌詞だし、曲もテンポが速めで、Aメロ、Bメロ、サビですごく雰囲気が変わるんですね。なので、Aメロはちょっとミステリアスでウィスパーぎみ、Bメロからどんどん盛り上げつつ、かわいくてエロい、エロかわいい、みたいなものを全体の目標に歌っていきました。

Kotoha セリフがたくさん入っていて、すごくゾクゾクするんですよ。ボソっと言うセリフとか、うふふっと笑ってるところも色気があって。サディスティックな感じが、「はっ、Hanonちゃん素敵!」ってなりました(笑)。

――Kotohaさんの「マジェスティックラブ」はいかがでした?

Kotoha かわいい歌詞なんですけど、曲調はロックなんですね。こういうかっこいい系の曲はHanonちゃんが歌うイメージがあったから、どう歌おうかな?とずっと考えながらレコーディングに臨みました。

Hanon サビの前までは、すごくかわいい歌い方なんですけど、サビはすごく激しくなるもんね。

Kotoha そうそう。一人でバチバチに歌うのは初めてだったので、レコーディングも苦戦しました。特にサビに入るところは、思いきり勢いをつけてかっこよく、でもかわいく……みたいな感じにするのが難しくて。そのギャップをぜひ聴いてもらいたいなって思います。

Hanon 「マジェスティックラブ」にもセリフパートがたくさんあるので、ことちゃんのセリフも聴きどころ。この2曲は関連性が深いんですけど、姉と妹の歌だという設定はほんとにわからない感じになっていて、「マジェスティックラブ」の歌詞の中に唯一、一度だけ“姉”っていう言葉が出てくるのもポイントですね。

――すごく謎めいたストーリーがある2曲なんですね。曲調も違うし、そういう二面性を楽しめるのもハコニワリリィならではのユニット性かも知れないですね。

Hanon そうですね。

Kotoha どんな曲も歌えるハコニワリリィっていうところを、今回のシングルで感じてもらえたら嬉しいです!

――そんなデビューシングル「コガネゾラ」から、ハコニワリリィの新しいヒストリーが紡がれていくわけですが、これからの活動でどんなユニットを目指していきますか?

Kotoha 皆さんに愛されるユニットになりたい!というのは二人とも思っています。

Hanon 違う個性の二人なので、それぞれの良さを生かしつつ、色んな曲を歌ってきたいです。ハニワさんのファンの皆さんは、私たちを認知していただいている方も多いと思うんですけど、デビュー曲が『SDガンダム』の曲なので、たくさんのアニメファンの方にハコニワリリィを知ってもらいたいです。

――では、ハコニワリリィとして今の目標は?

Hanon 去年、二人で初めてのワンマンライブをやらせてもらえて、ものすごく楽しかったんですね。なので……Zeppでワンマン!全国Zeppツアーはいつか実現できたらいいなって思います

Kotoha やりたいー!去年のワンマンの前から、二人でダンスも習い始めましたし、オリジナル曲のレパートリーもこの先、どんどん増えていくと思うので、皆さんの前で直接、歌える機会をたくさん作っていきたいと思ってます。

Hanon 普段の私たちの感じは、YouTubeのほうでもたくさん発信していくので、そちらもぜひチェックしてもらえたらと思います!

INTERVIEW & TEXT BY 阿部美香

●リリース情報

「コガネゾラ」

9月1日発売

【ハコリリ・アニメ盤(CD+グッズ)】

 

品番:SMCL-731

価格:¥1,800(税込)

【Hanon盤(CD)】



品番:SMCL-732

価格:¥1,400(税込)

【Kotoha盤(CD)】



品番:SMCL-733

価格:¥1,400(税込)

<CD/ハコリリ・アニメ盤>

01.コガネゾラ

作詞・作曲:MARUMOCHI BOYS 編曲:HoneyWorks

02. きっと仲直り

作詞・作曲:MARUMOCHI BOYS 編曲:HoneyWorks

03. 泡沫の夢

作詞・作曲:MARUMOCHI BOYS 編曲:HoneyWorks

04. コガネゾラ(Instrumental)

05. きっと仲直り(Instrumental)

06. 泡沫の夢(Instrumental)

<Hanon盤>

01.コガネゾラ

作詞・作曲:MARUMOCHI BOYS 編曲:HoneyWorks

02. きっと仲直り

作詞・作曲:MARUMOCHI BOYS 編曲:HoneyWorks

03. お注射しちゃいます

作詞・作曲:MARUMOCHI BOYS 編曲:HoneyWorks

04. お注射しちゃいます(Instrumental)

<Kotoha盤>

01.コガネゾラ

作詞・作曲:MARUMOCHI BOYS 編曲:HoneyWorks

02. きっと仲直り

作詞・作曲:MARUMOCHI BOYS 編曲:HoneyWorks

03. マジェスティックラブ

作詞・作曲:MARUMOCHI BOYS 編曲:HoneyWorks

04. マジェスティックラブ(Instrumental)

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