広島地検 詐欺被害者に支払い手続きへ 広島中央署 8572万円盗難で県警補填
広島中央署の金庫から詐欺事件の証拠品として保管されていた8572万円が盗まれた事件をめぐり、
広島地検が詐欺事件の被害者へ被害回復給付金の支給手続きに入ったことが分かりました。
支給対象となるのは、2015年4月ごろから翌年5月ごろまでの期間に、
詐欺グループにより生前贈与を持ちかけられ現金をだまし取られた被害者です。
この事件をめぐっては、2017年に県警が詐欺グループの関係先から押収した現金のうち8572万円が中央署から盗まれ、
去年、警部補だった男を書類送検しましたが、地検は容疑者死亡で不起訴処分としていました。
盗まれた現金は見つからず、県警の任意団体が全額、補填していました。
地検は11月1日まで被害者からの申請を受け付けるということです。