ベネチア映画祭、台湾の出品作を「中華台北」と表記 製作側が訂正求める
同映画祭の参加作は先月26日に発表された。台湾からはツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督の「良夜不能留」がアウトオブコンペティション短編部門に、チョン・モンホン(鍾孟宏)監督の「瀑布」が斬新な作品を集めたオリゾンティ部門にそれぞれ選出された。中央社が確認したところによると、先月27日時点では両作品の製作国は「Taiwan」(台湾)と表記されていた。
また、同映画祭VR部門に選出された台湾の7作品についても、出品国が全て「チャイニーズタイペイ」になっている。
政治的に敏感な両岸(台湾と中国)関係を背景に、同映画祭に出品される台湾映画を巡っては、毎回のように製作国に関する問題が浮上している。2007年にアン・リー(李安)監督の「ラスト、コーション」(色、戒)が同映画祭コンペティション部門に出品された際、製作国が「米国、中国」とされ、製作会社の要求によって一時は「台湾」と訂正されたものの、後に「中国台湾」と再び変更された。最終的にはリー監督と製作会社の求めにより、映画祭側は「米国、中国、台湾」と併記することで妥協した。同作品は最高賞の金獅子賞に輝いている。
ウェイ・ダーション(魏徳聖)監督の「セデック・バレ」が2011年に同映画祭コンペティション部門に選出された際には、製作国が「中国、台湾」とされ、外交部(外務省)による交渉で「チャイニーズタイペイ」に変更された。
ベネチア国際映画祭は9月1日から11日まで開かれる。
(葉冠吟/編集:名切千絵)
