「黒い雨」裁判の上告断念を受け 原告団「迅速な対応を」
「黒い雨」裁判の原告団は、
きのう(26日)菅総理が表明した上告断念を受けて
今後の迅速な対応を訴えました。
【「黒い雨」原告団 高野正明団長】
「総理がみずから大きな判断をしていただきましたことが
(裁判中に)亡くなられた方(原告)の哀悼の誠の言葉だろうと」
【「黒い雨」訴訟を支援する会 牧野一見共同代表】
「オール広島が厚労省とのせめぎ合いに勝った」
最高裁への上告期限をあす(28日)に控え、
原告団と弁護団が記者会見を開き、判決確定後の速やかな被爆者手帳交付を求めた一方、
被爆者援護に関する審査基準の改訂作業などに協力すると表明しました。
【原告側弁護団 竹森雅泰弁護士】
「真摯に受け止めていただいてこの高裁判決を
とにかく実行していただくことに尽きる」
また、原告団は
新たな線引きによる不合理が生じないよう注視していくということです。